泣きながら「つげ義春!」と叫ぶ

HOW LOW キティ

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つげ義春は、文章もとてもいい。
どうしようもない鄙びた温泉、路地、哀れな旅の行程を淡々と、しかも唐突に描くその筆致は、そのような状況に同化しようとする、この人なりのふまじめな誠意が見て取れて実に気持ちがいい。

旅行エッセイ本である「貧困旅行記」はそのような紀行がいやというほど書かれている名著だ。この本は何度も読んでいるが、いつ読んでも侘しさがくすぐったいという、実に独特の気分になってしまう。

特にその気持ちを増幅させ、「あ〜あ」とか「そうだよねぇ」とか「いや、そうか?」と様々な感情が渦巻くものの、口から出てくるのはそういった感嘆詞だけになってしまう、という(長い形容だが・・・)1ページがある。それがこれだ。



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「住んでみたいと思った塩川鉱泉奥の無人の堂」


この写真とこの一文だけで、なんだか彼の全てが表されてしまっているような、そうでもなく、ものすごくはぐらかされているような、何がなんだか分からない気持ちになってしまう。あー、としか声が出ない。

そういった漠とした感情は浸るだけでも気持ちの良いものだが、最近は次第に「一度でいいからこういったキャプションを書いてみたい」という良くない欲望も生み出して来たりした。

そういうわけで本日はその欲望を押し売りしたいと思います。とどけ!私の思い!



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得体が知れなくて怖気をふるった犬の遊び道具





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見ただけで食欲を無くした芝2丁目のから揚げ弁当





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その突端につらぬかれてみたいと思った南砂のY字路





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何がなんだかよく分からなかったのでそのまま通り過ぎた森下の立ち食いそば屋。




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人にあげたものの、本当は自分のものにしたかったフィンランドみやげ






分かってはいたが、私には無理だ。

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テレビの位置は 斜め上方45度

12月1日に放送を開始するBS11が気になる。先日行われたキックオフパーティに行ってきた知人から話を聞いたが、どうもよく分からない。

  • BSデジタルを視聴する、比較的金銭に余裕のある団塊の世代を対象にしている。


  • アクティブシニア。


  • キックオフパーティのメインゲストは伊集院光など。


  • ここまではいい。伊集院光は有名どころだし、お金を落としそうな団塊の世代を対象にしたテレビ局が出てくるのもよく分かる。しかしその知人からさらに情報を引き出してみると、イメージが徐々に混沌としてきた。

  • キックオフパーティには桑名正博、美勇士親子も来場


  • メイン番組はニュースと韓国ドラマ


  • ゴールデンタイムはなぎら健壱や西川のりおやモト冬樹などが3時間の生放送。


  • 「なぎら健壱3時間」は豪華だ。これだけは見たい。

  •   -毎週、立石から実況中継という形でお願いしたい。
      -あるいは、ずっと自転車に乗っているというのはどうだ。

  • 西川のりおは経済や政治について語ることに意欲満々とのこと。

  •   -見たくない。

  • ウリは3D映像。

  •   -3D映像を見るには専用のテレビとメガネが必要。
      -メガネはこんなの


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      -振り切れたデザインがよい。

  • 主要株主はビックカメラ



  • 書けば書くほどよく分からなくなってきたが、「60歳くらいの男性が3Dメガネをかけて立体映像の西川のりおを見る」という映像は、なんだか「アクティブシニア」という言葉とは比べものにならないほど存在感がある。他にはない、強引な説得力があり、その潔さに胸のすく思いすらする。

    がんばってほしい。そういう思いと同時に、300円分のポイントが残っているビックポイントカードを早く使い切らなきゃな、と、そんな思いにも駆られるのだ。


    歯痛にインタビュー

    先日は歯痛のため1時間しか眠れないなど、どこのガキだというようなことをしでかしていた。奥歯の虫歯を舌で確かめながら目は右斜め上を向く。無駄なのは分かっているが、じくじくと痛む歯をそのまま放置しているには忍びなく、舌はレロレロと虫歯の周りを這い回る。

    私は昔から歯が弱かった。歯科医に行く度、「本当に気をつけなければ、あなたの歯は遠からずなくなります」などと言われる。そのことが自分の中で大きな恥となり、歯医者から遠ざけさらに虫歯を悪化させてしまう。そのツケが今しっかりと来ているということか。

    歯痛を感じるたびに、現在のような治療法の確立していなかった江戸時代の人はどのようにして歯痛に立ち向かっていたのかということが気になってしまう。

    調べると、第13代将軍の家茂は残っている歯の31本のうち、実に30本が虫歯であったらしい。生来のエナメル質の弱さにもその原因があったらしいが、時の将軍がそのような状態では、民間の人間の治療などはたかが知れているだろう。事実、当時の主な治療法は「神頼み」であったらしい。それは治療ですらない。

    よく「時代が違えばあの人は・・・」という言葉を聞くが、もし私が江戸時代に生まれていたら、たぶん歯痛でうずくまっている。


    帰りしな

    あっちの道を行っても、こっちの道を行ってもどうしてもローマに着いてしまいます。

    ならば、道の途中でお眠りなさい。


    ホリデーモーニング

    後輩のS君の誘いでマイケル・ジャクソンのコピーバンドをやることになった。
    練習は日曜日の午前10時から。かなり早い時間帯だが、土日はダラダラと家で過ごしてしまうことに慣れていたため、外に出るよいきっかけだ。

    「午前に外で用事を済ませると、午後がまるまる使えますからねー。」とS君。私と同じく土日ダラダラタイプである他のメンバーも、「こんな午前から外出するのは新鮮だ」と、S君の粋な計らいに感謝している様子。

    練習は正午につつがなく終了。楽器の後片付けを終え、とりあえずみんなでモスバーガーで食事。せっかくの午後。これから何をしようかなー、とスパイシーモスチーズバーガー(スパモッチ)にかぶりつきながら全員に午後の予定を聞くと、

    「いやー、特に」

    「ないっすねえ」

    「スーツ買いに行こうかと思ってるけど、まあ、別に・・・」

    と、誰もアクティブな日曜日の午後を過ごすプランを持っていない模様。かくいう私も全くノープラン。

    結局その後、モスバーガーに1時間半くらい居座り、それから近場のビリヤード場で1時間ほど玉突きをたしなんで3時くらいに解散。みんな自分の家に帰っていった。

    日曜日の午後に外に出ているのに、結局夕方くらいから外出したのと同じくらいのことしかしていない。結局時間を変えたところで、人間のキャパシティは変わらない、ということだろうか。

    とはいってもこの非アクティブな活動、なんだかとても清々しい気持ちだ。この調子で非精力的にガンガン活動していきたい。


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