ゲゲゲの女房映画化 水木しげる役には是非小栗旬を

こういうことを言うと怒られそうな気がするんですが。

ゲゲゲの女房の映画化がされるらしいですね。現在のNHK版のキャストも一新され、布枝さん役が吹石一恵、宮藤官九郎が水木しげるという配役になっているようです。

映画好きの友人に聞くと、宮藤官九郎は、顔も飄々とした感じも、若いころのしげーさんに結構似ているとのこと。評価が高いようです。

でも、私はなんだかちょっと物足りない感じがします。


ogurishun.jpg



ああ、小栗旬がしげーさん役になったら。小栗旬に水木しげる役をやってほしいんです。

水木しげる役という大役をおおせつかった彼は、おそらく役作りのために自分の片腕を切り落として「俺、役者バカっすから」って言うと思うんです。ええ、そういうことをする男です。彼は。

そして、みんな口あんぐりしている中、鬼気迫る情熱で飄々とした演技をするんです。見たいじゃないですか。それを。

#

片腕を失った小栗旬のゲゲゲの女房以降の作品が気になるところですが、次回作の発表会になると、なぜか腕がまた生えてきたりしていてさらにファンを唖然とさせるはずです。で、本人に聞いても理由は「役者バカっすから」としか返ってこないのだと思います。


ザ・ビジネスチャンス: 納涼パチンコ



img55491753.jpg



いやあ、暑いですねえ。

とはいいつつも、市場は冷え込んでいたりして、あのパチンコ屋ですら徐々に店舗数を減らしているとのことです。

私自身、全くパチンコなどの賭博をやらない人間なんでよく分からないんですが、やっぱりあれですかね。いつ行こうともこう、チンチンジャラジャラとすごい音が鳴って、無機質な鉄の球がゴロンゴロン転がり落ちる。チューリップに入ることの出来なかった鉄の玉は一番下の穴にずるずる吸い込まれていく。熱くなっちゃった人たちはずんずん金をつぎ込む。そんな殺伐とした空間が、不景気になった人の心を荒ませているんじゃないすかね。

そこで考えたんですが、パチそうめんというのはどうでしょうか。

#

右手のグリップを握り、右に傾けます。するとその角度にあわせた力で右下からニュッ、ニュッ、とさわやかなそうめんがしっかりした量の水とともに出てきます。力の入れ方によってはみょうがが混ざっていてもいいかもしれない。それはスペシャルな時!

そんなそうめんは、台の中頂点に達すると勢いを失って、不規則な軌道を描きながら釘の間をなめらかにぬって流れ落ちていきます。

ちょっと奮発するとそうめんを揖保の糸に変えることも出来たりするわけです。揖保の糸は通常のそうめん以上になめらかな動きで、釘の角に達するとズビチッといった鋭い音を立てて見事な流線を描いて流れ落ちていって耳と目を楽しませます。店内はこれまでのチンチンジャラジャラの音に変わって、チピチュッ、チュルッといった夏らしいさわやかな音に変わります。

そして、チューリップにそうめんがジュルッと入り込むと、手元から、ズババババババ、ズババババ、ビュルッといった勢いでスゴイ量の白いそうめんが出てきます。台をあやつる私は「おいおい、そんなの受けとめられないよ!待って、暴れ馬!」みたいな感じでドル箱をかざします。ズビチズビチと収まるそうめん!それを締める有料の氷!

となりのおっさん、手元にはティファールの湯沸かし器。なにするのかと思ったら、出てきたそうめんにお湯をかけてふやかして量をごまかそうとしているんですね。ジュルジュルになったそうめんでいっぱいのドル箱からは、白い湯気が立ち上ります。ふっかりしたその香りに私は鼻腔をくすぐられてハァンって顔になります。

が、それは重大な違反行為。店員が「にゅうめん禁止」の張り紙を指し示し、横から出てきた屈強な男どもにおっさんは両脇を抱えられて店の外へと連れ出されます。

夏の敵を追い出した店側の毅然とした態度に我々は安心して、右手をまわしてそうめんを勢い良くニュルニュルッと発するのです。

#

そんなパチそうめん、涼しさに飢えた者どもが押し寄せると思うんですがね。どうでしょうか。


1/1