ジャンヌダルクにあこがれて

ココイチとび辛コメント、また友人から投稿をいただいたので、先週に続いて掲載させていただきます。友人からの投稿は68〜70です。

68辛 泣き相撲でPTSDに

69辛 iPodにSHAZNAが入っている

70辛 覆面調査員、女体盛りに三ッ星

71辛 森の木こり風バミューダパンツ

72辛 紳士服のコナカ死

73辛 炎の薬害肝炎

74辛 グルメ王が犬をレスキュー

75辛 兄、カルアミルクまみれ

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もういいよという声が聞こえてきます。


いくつかの夢のうちのひとつ

自分の墓にはソーラーパネルを設置したい。

墓のふもとには全自動卵割り機を整備し、太陽から絶え間なく供給される電力によって、延々と卵を割り続けるのだ。息子には毎週卵を補給に来させよう。

霊場全体をそのようにしてしまってはどうだろうか。多摩丘陵の霊場に整然と並ぶ墓石の上には、いかつい広さの黒いソーラーパネルが乗る。さながらシャリの上に海苔をハタリと乗せた寿司のよう。

各墓では思い思いの方法でソーラーパネルのエネルギーを使う。となりの村木さんのところでは頂上の尖った山に向けて石を運び続けるロボットが動いているし、向かいの藤本さんところは球のなくなったピッチングマシンが延々と投球のふりを繰り返している。

そして、はす向かいの武田さんちは鼻毛切り機が間断なく回転音を響かせているので少しうるさいのである。


相変わらずトッピングが高い

友人から「ココイチとび辛コメント」の新作の投稿を受けた。

この「ココイチとび辛コメント」とは、当サイトを始めて数ヶ月くらいで手がけた初の特集的なもので、当時ややエキセントリックだったCOCO壱番屋の辛さの段階を表す数字に添えられた説明文のトリビュート企画であった。


参考:ココイチのオリジナルとび辛コメント
・1辛  口中ボーボー、三口でシャックリ  (20円UP)
・2辛  汗はタラタラ、耳までマッカ  (40円UP)
・3辛  目はパチパチ、十二指腸もビックリ (60円UP)
・4辛  頭はガンガン、二日酔いもマイッタ  (80円UP)
・5辛  全身ガクガク、三日はケッキン  (100円UP)
・6辛〜10辛  内臓破裂、医者の紹介致します。
       (過去に5辛を全部食べた方に限ります)   (100円UP)


1〜10辛までしかない辛さがさらに段階を増やしていったら、このコメントはどのようになるのだろう?という素朴な好奇心を満たすために1000辛を目指して日々活発に更新していたが、書いているうちに、辛さだとか、面白さだとかが関係なくなってよく分からない文字の羅列となり、最後にはわずか54辛で頓挫してしまった。そのうち、ココイチのメニューからそのコメント自体が無くなってしまい、もはや居場所がない、といういわく付の企画である。

私の作例:
7辛  耳垂れ噴出5デシリットル

13辛 ルイ・アームストロングと腕相撲

24辛 愛液噴出、ときめきロッキード

25辛 思わずランバダ、子作り手段

40辛 家が、クッキーでした・・・


大変苦々しい思い出として当サイトの片隅に置いておいたが、この友人からの投稿を受け、サイト初期の高揚した感じを少しだけ思い出した。このため、興に乗って久々に更新してみることにする。なお、55辛・56辛はこのよく分からない企画に賛同してくれた友人に敬意を表し、投稿を掲載させていただく。


55辛 20年ぶりの同窓会が、乱交パーティでした...

56辛 まん汁からiPS細胞の培養に成功(サイエンス電子版)

57辛 ラッコもびっくり陸生イルカ

58辛 輪郭はっきりナンジャタウン

59辛 不妊、はらまず

60辛 ナイスポ片手にワルツを踊る

61辛 蓮根の穴を埋めることが先決

62辛 ドップラー効果斉唱

63辛 パニスでは全国レベル。

64辛 さつまいも

65辛 ネス湖も枯渇、コスメティッククライシス

66辛 日本初の食事バレーボール大会開催

67辛 バジルごはんで2セット連取

・・・


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とあるニュースサイトで「何年もやっている人気サイトともなると、本になるようなコンテンツが何本もあることは珍しくない」という記述を読んだ。

当サイトとて、「何年もやっている」ということについてはそこそこの数字であるのだが、「本になる」に毛ほども関わりなさそうなのは何故だろう。少し寂寞とした気持ちになるが、しばらく続けてみようと思う。


危うくただれ死に

テーブルの上で「クポン!」という小気味よい破裂音がした。
何が起こったのか分からないまま周囲を見回していたら、頭の上にライターが降ってきた。

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突然の遭遇にSF的な混乱と興奮を覚えたのだが、落ち着いてライターを見ると、腹のあたりに小さな焦げ穴がある。そういえばさっきまで吸っていたタバコがないし、これはそのタバコをつけるのに使ったライターだ。この2つの手がかりから瞬く間に事の全容が見えてきた。

数分前、ライターでタバコをつけた私はそのライターを灰皿の脇に置いた。ひと吸いしてタバコを灰皿に置き、そのまま本を読む。本に夢中になり、吸われずに放置されたタバコは次第にその身の半分以上を灰にし、先端側の重量を軽くしていく。そして最後に灰皿の外側にころりと転がってしまった。それがうまくライターの上に乗ったのだろう。そして、タバコに残った火種がライターの腹を溶かし、中のオイルに引火してはじけとんだわけだ。



綺麗な放物線を描くライターの姿を思い浮かべ、「あぶねー」とつぶやきながらもう一本タバコを吸った。


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