<< 相変わらずトッピングが高い | main | ジャンヌダルクにあこがれて >>

いくつかの夢のうちのひとつ

自分の墓にはソーラーパネルを設置したい。

墓のふもとには全自動卵割り機を整備し、太陽から絶え間なく供給される電力によって、延々と卵を割り続けるのだ。息子には毎週卵を補給に来させよう。

霊場全体をそのようにしてしまってはどうだろうか。多摩丘陵の霊場に整然と並ぶ墓石の上には、いかつい広さの黒いソーラーパネルが乗る。さながらシャリの上に海苔をハタリと乗せた寿司のよう。

各墓では思い思いの方法でソーラーパネルのエネルギーを使う。となりの村木さんのところでは頂上の尖った山に向けて石を運び続けるロボットが動いているし、向かいの藤本さんところは球のなくなったピッチングマシンが延々と投球のふりを繰り返している。

そして、はす向かいの武田さんちは鼻毛切り機が間断なく回転音を響かせているので少しうるさいのである。