東京は山の手、高台から低地に向かって下る少し長い坂があります。
山の手によくあるように、高いあたりにはどっしりとした風格の豪邸が建ち並び、下の方に行くと、それはもう見るからにグレードはグンと落ち、アパートなどが目立つようになってきます。
そんな坂の途中にこんなものがありました。
最初通りがかった時は、ゴミかな?とも思いましたが、なんとなくそこにある種の規則性というか、意志というかそういったものを感じ取り、とりあえず写真に収めました。
撮り終えた後に、そこからぐるっと180度振り向くと、そこには上図よりもよりはっきりとした意志を持ったものがありました。
ぶれてて申し訳ないですが、ブレついでに少しアップにするとこんな感じ。
手前左から、入れ歯、ねぎ、入れ歯、水さし?
左奥は焼酎の4リットルペットのパトリオットに刺された松の枝、家内安全のお守り。右側は残念ながらこの写真からは判別不可能になってしまいました。
なかなか誰にも汲み取れないであろう意志をもったこれは、この坂を往来する人誰にでも見れるようなところに置いてあり、明らかに外に志向しています。
私はなぜだか、そこにあることを正面から受け取って、またその出会いを純粋に楽しんでしまったので、もはや、これはじっくりと向き合っていくしかないではないか。と不要な使命感にかられてしまった。
というわけで、発見以来2度ほど写真に収めたのでこちらで皆様にも共有したく思う次第。
2009/2/18採取。前回、最もインパクトのあった入れ歯がなくなり、大きめのかんきつ類(ゴツゴツ感から、ゆずかな?)と、謎のまるくて白い物体が置かれる。洗剤的なものだろうか?その下には「朝はおまかせ」というキャッチコピーの書かれたラジオが敷かれている。後ろの冊子は前回もあったものだが、結局何のものが分からなかった。
(人の往来が結構あるので、じっとり鑑賞しているのを見られて不審がられるのがいやなので、サッとフラッシュをたいて写真を撮ったらすぐに立ち去っているためです。申し訳ない。)
2009/3/2採取。ラジオがなくなっている。
そのかわり、パトリオットの右後ろに黒紫の缶とそのうえにパン的なものが置いてある。パトリオットに刺された植物はさらに進化していて、竹の棒がズボッと刺さり、そこに布であるとか帽子であるとか(見切れてます)が絡ませてある。少し真っ当な「人」の影が出てきたかな?という感じがする。
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あまりこの場所を通る機会は多くないですが、今後も見て、採取していくと思います。いくつかの観点から本欄に掲載するかどうかはわからないので、そこのところは悪しからずご了承ください。(って掲載してから言うなという話ですが。)
また、「これ、有名だよ」的な話がもしあったらお教えいただければと思います。それでは。