アナルクライシス

いや、今回こそは誰かが自分を陥れようとしていると思ったのだ。夢うつつの中で見た映画のCM。確かに石油利権が渦巻く中東を舞台に、ベテランCIA工作員が暗躍する姿。確かに魅力的な背景。観れば深いのだろう。体に大きな穴を穿つのだろう。でも、たぶんこれは夢だ。一言こう言ったら自分が築き上げた砂上の楼閣のような人間関係はすぐに崩れ落ちてしまうだろう。

「いやー、シリアナ見たいよね。」

全世界が自分を指差して笑う。私は枕で頭を隠して四つんばいになってその声を消そうとがんばる。でもまあ、やや大事な部分は見えている。

そんなことがあってたまるか、と口をヘの字にして我慢していたら、あっさりと同僚の女子社員が言った。

「シリアナおもしろそうだよね」

まあ、おもしろいだろうけども。夢におびえていた私はカエルにしょんべんをかけられたみたいに、よりいやな現実に戻されてしまった。

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という話を友人にしたら、「いや、そこはやっぱ邦題をちゃんと付けておくべきだよね」という話になった。そうだよね。誰だってシリアナと聞いたら1つしか思い浮かばないもんね。で、どういう題をつけるの?

「『戦場のシリアナ』とか」

「シリアナから離れろよ」という一言も発せず、頭の中にはこんな映像しか浮かばなかった。

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(まあ、そう言わずクリックを。)


別に使う必要のないところに使う新技術って素晴らしい。

また、ドリカム西川がつかまりましたね。今回は、あれ言わないんでしょうか。

「3年前からやっていた。あぶって鼻から吸っていた」
(from グレコローマンかたぎ

あまりの語呂のよさに、さすが音楽やってた人は違うなあ、二重にリリカルだよなあ、と思ったものです。

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昨日は散歩してきましたので、いくつか素敵なものを発見いたしました。
(画像をクリックすると大きい画像が表示されます。)


おどろきの店。
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サラダ・とんかつ「さんきち」。
サラダととんかつが並列に語られる日が来たのか。そう思うとうれし涙が出てくる。やったな、サラダ。おまえ、やっぱシャクシャクした食感一本でがんばってきただけのことはあるよ。

絶対キャベツがついてくるとんかつ屋でのこの輝かしい勝利。食の紫綬褒章だと思う。

そんなさんきちの中では毎日

「ヘイッ、サラダお待ち!」

という元気な声が飛び交っているのだろう。


そして、その勇姿
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野菜サラダで600円。高い。ちゃんとした洋食店とかに行っても、サイドメニューとしてのサラダは普通350円程度だ。それが600円。和風ダイニング並みである。カニサラダがワカメサラダとおなじ700円というのも見逃せない。カニ、形無し。どうした、カニ。かまぼこにその身を堕としたのではあるまいな。

と、ここまで来て2つの疑問にぶちあたる。

1つ目は看板一番上の「特選大盛りサラダ付」である。つまるところ、「とんかつ」を頼んでも「カニコロッケ」を頼んでも「ノンバーグ」を頼んでもサラダがついてくる。そんな中でのサラダ600円。誰か頼む人がいるのか。さっきはよかったな、って言ったけどさ。ちょっとでしゃばりすぎじゃないのか。サラダ。

もう1つの疑問は、看板を素直にとらえると、600円の野菜サラダを頼んだ場合には「特選大盛りサラダ付」野菜サラダにならないのか。やっぱりでしゃばりすぎじゃないのか。サラダ。

謎の多い店、さんきち。東京の武蔵小山という街にあります。どなたか行ったことのある方はどういう店なのか、こっそり伝書鳩等でお教えください。



続いて、荒川区に行ってきました。

荒野座、公演。
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荒野座というのが公演するらしいです。「荒野に花を、砂漠に緑を」とのこと。最近砂丘が緑化してしまって、それを食い止めるために募金を集めている鳥取県とは逆のことを言っています。

荒野座鳥取公演は、なしのつぶてでしょう。鳥取ですから。


で、この写真の中の人。この人はいい。
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この人はまあ、いいんですよ。


問題はこの人だ。
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この顔を見ていると、いろいろ、自分を見つめなおしたくなりませんか。



というわけで、続きはまた明日。


焼肉ようかんを食べました。

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焼肉ようかんというものを手に入れました。

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おいしいカルビ味。

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さっそくあけてみました。別段なんの変哲もない見た目。つぶつぶになったカルビが入っているのかと予想したのですが、きれいに透き通る琥珀色です。

さて、さっそく切り分けてみんなで食べることにしました。

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せめて食事らしく、というわけでピザを切るアレで切りました。

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うどんに添えてどうぞ。(飲んだ場所がわたみん家であることがばれて恥ずかしいショットです。)

味のほうは、まず、ようかんの強い甘みがきたあと、後から伊藤みどりの柔肌のように怒涛のようにおしよせるたるんだ肉のうまみが決め手。といった感じでした。

ミスマッチに吐き気といった感じではなく、渡辺えり子のパンツといったような、既に存在しているけどそんなに出会いたくもなかったな、という味です。分かりにくい例えで申し訳ありませんが、レポートを終了します。


細川ふみえもいたらしい。

仕事の都合で千葉の柏という町に住んでいる。

私にとって柏はあまり好きではない町なのだが、柏を話題に出すと結構バリエーションのある返答が帰ってきて楽しい。

「柏レイソルってあるよね」

「そごうとか高島屋とかあって意外に大きい町だよね」

「三井ゆりが生まれたところだよね」

そんな返答の中でもかなり多いのが

「渋谷の規制が強くなったから、女子高生やギャルが移ってきているんですよね」

というものだ。本当か。渋谷に行っていた女子高生が上野から30分かかるこの町にわざわざ来るのか。まったくもって疑わしいのでネットで検索していたら、とあるWebサイトの1999年3月の日記に

千葉に住む奴に聞いたところ「柏には渋谷にいた若者が流れて来てるんですよ」とのこと。


と書いてあった。7年前か。なんだ、その漫然とした大移動は。

イメージするのは五体投地しながら柏を目指す女子高生。擦り切れる膝。都会の乾いた砂を握り締めてガチガチになる手のひら。着くころにはアスファルトの匂いと土の苦さを知った大人の女性になっているのだ。なんだ、いい話じゃないか。もう少し住もう。柏に。

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ある人からは「柏っていえばハードコアの聖地ですよね」という返答があった。

そうなのか。僕にとっての柏の音楽といったら爆風スランプの「KASHIWAマイラブ〜ユーミンを聞きながら〜」である。

ある意味ハードコアともとれる。曲名は。


剥く悦び

スイカの皮を剥きたい。緑と黒の縞模様が剥がれて表れるのは異星人の頭のような赤々としたグロテスクな球体。おもむろにキスをしながら顔をうずめたい。

メロンの皮を剥きたい。エメラルドグリーンにテラテラと光る丸いものを前にして、ご飯を食べたい。

ところで、ラベルを剥いだペットボトルに入っている液体というのはどうしてあんなにもまずそうなのでしょうか。私はどうもあれがダメで、そのつるんとしたたたずまいの中に色つきの液体が入っている姿をみると思わず嘔吐しそうになってしまう(本当に)。

飲料等の新商品のモニターをよくやっている。新しく出るペットボトル飲料の試飲などをして「うまい」「まずい」「かろやかだ」「ウキウキする」などの感想を好き放題言うのだけど、そこで出てくる新商品の飲料はまだラベル等のデザインが出来ていないため、たいていまっさらなペットボトルに入っている。

私はもう、それを見るだけでオェッとなって思わず「気分が沈む」等の感想を言ってしまう。パッケージデザインの力のすごさを思い知る瞬間である。

どこかの茶園の主が監修した、とか富士の天然水を使用した、とかいった本格志向の飲料がよく出ている昨今。じき、ペットボトルのデザインで味をごまかさない直球の本格派飲料!というものが出てきたりしたら、コンビニの中で吐く自信がある。

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関係ないですが、昔私が在籍していたバンドである「猟友会」のホームページが更新されました。

音源が聞けるようになっておりますので、ご興味のあるかたはどうぞダウンロードしてみてください。よろしくお願いいたします。


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