思い出話

志村けんの「だいじょうぶだあ」内の1コーナーである「なんだろな なんでもねぇよ」の、そのタイトルの破壊力。

注意の喚起、そして否定。

その否定はさらに自身がクイズコーナーであることすら否定してしまっている。

このニヒリスティックな姿は、それ自身が当時のバブル期を通底していた自己肯定の嵐に対する大いなる否定となっていたのだ。そうだろうか。そうでもねぇよ。


通知何点か

・今週末、金曜日は当方の参加しているバンド、クリトリスガールズのライブでございます。高円寺20000Vというところであります。6バンド出る中のたぶん5バンド目くらいです。8時くらいにいらっしゃると確実に見ることができると思われます。

こういう言い方はあれですかね。乱一世が「トイレはCMの間に」と言って降板させられたのと同様の暴言でしょうか。

そうなれば私は「我々のライブの前にとても重要な対バンのライブの時間です。心して見るように」とでも申し上げます。余計失礼になりました。対バンの皆様誠に申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

・さっき気づいたことです。
先日ワニ募集をしていた際いただいたメールはなぜかどちらも迷惑メールと判断されて迷惑メールフォルダに入っておりました。
この回は当方より呼びかけたのでこのメールの到着に気づいたのですが、これ以前にメールいただいた方ももしかしたら迷惑メールとみなされていたりしているかもしれません。(1週間で削除されてしまうのでもはや分からないのです。)

四万十川にメール送ったのに何も帰ってこねえという方がいらっしゃいましたら、申し訳ありませんが今一度連絡ください。送った人間などいないというのはなんとなく予想しておりますが。念のため。

・ワニについて
関西にご在住の方に送ろうといろいろ頑張っているのですが、さまざまな運送会社から断られまくっております。そこらへんに寛大な運送会社をご存じの方がいらっしゃったら情報を頂ければ幸いです。

なお、現在は佐川急便のとある部門より「しっかり段ボールに入れて、緩衝材も入れて梱包したらOKです」というところまでこぎつけておりますが、ワニが入る段ボールがなかなか見つかりません。自作するしかないかなと思い詰めております。

・Podcastについて
サブカルと称しながらも個々の事象は全く深く掘り下げない自己本位ラジオでおなじみの「オイサオイサで山車ラジオ」ですが、おかげ様で第6回を公開しております。こちらもお引き立てのほどよろしくお願いします。本ページのほうでは興味深い映像などをご紹介しておりますので、ラジオを聞かずともお立ち寄りいただければ幸いです。

それでは。


茶色い一歩



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少し尾籠な話になる。

「会社の同じフロアに勤めているが全く面識のなかった人と、共通の知人が主催した飲み会で偶然隣同士になり、妙な共通点があったりしてその場で盛り上がるが、翌日会社でその人に会ってみると双方なんだかこっぱずかしくなり、挨拶がギクシャクしてしまう」といったことがある。

先日の会社からの帰り際、私とそんな仲のGさんが会社のトイレで隣の便器に立った。

「あ、どうもこんにちは」

「あー、どうもどうも」

「どうっすかー。」

「いやーなんとも」

などというどうにも着地点のない会話をしていたら、Gさん、私の方を向いて下から上へ目線を動かす。目線が私の顔に到達したときに一言。

「あれっすね!茶色いっすね!」

「えっ!」

絶句とともにパァンと激しく思考が駆け巡る。Gさん、下の方を見ていたということは、私の放尿シーンを目撃しているということ。となると茶色いのは私の尿か。はたまたうなりをあげるミートスティックか。というか、なぜだ。まだそんなデリケートな部分を言い合うような仲でもないし、仲良いやつからもそういうこと言われたくないし、Gさんは分別をわきまえた常識人であるし。ああ、もうワタスはどう答えればいいんスかー!

どうしようもないので、もう咄嗟にその「茶色」が表すものを適当にピックアップしそれに対する回答をひねり出した。

「いや〜、お酒を飲みすぎましたかねえ。」

酒の飲み過ぎで肝臓を悪くした人は尿が茶色くなるというのを何かで読んだことがあるために出てきた回答だが、Gさんには一切伝わらなかった。

「えっ?」

Gさんも絶句。無言のままおたがいのトイレッティングが同時に終わる。ザーっと流れる水。チャックを締めて手洗い場に歩きながらGさんは言った。

「いや、コートがね、茶色いっていう。」

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尿が茶色いと勘違いした私も私だが、茶色いコートを「茶色いね」と評するGさんもGさんである。まことに微妙な仲というのはこういう摩訶不思議な空間を作り出すものであるよなあと関心したわけである。


いま

夏木マリそっくりな女性が自転車でゆっくり郵便配達をしているのに出くわしました。



業務用たこ焼き機の美しさ

以前からご紹介している神楽坂の居酒屋「竹ちゃん」ですが(ご紹介記事)、たこ焼き機の動画を撮影したのでアップしました。



少し遠くからの撮影なので画質が悪いですが、中央部になかなかのスピードでグラングラン揺れているものがあるのが分かると思います。この中にたこ焼きが入り、くぼみをゴロンゴロン転がります。

イトーヨーカドーのポッポなどで使われている、細かく振動しながらクルクル回るたこ焼き機もアイデア感があふれていてよいのですが、私としては断然この無骨なたこ焼き機を推したいと思います。


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