因果さん、江東区をゆく

昨日の感染症から食欲以外はなんとか復活したので、うららかな春の日差しのなか、現在私が住んでいる東京は江東区を自転車でうろついてみました。これからは東ですね。東京の東側が来ます。
(写真クリックで大体拡大します。)


■石材ふぁんの血を滾らせる



SN310222.jpg




この曲線。つるつる感。影のぼよんとした丸まで計算されつくしてできた石材でございます。なでてあげたい。


■運河感あふれる直角

江東区は運河が多く、水彩都市と自称しております。運河は江東区を縦横に駆け巡っておりますから下のように、なみなみと流れる川が直角に交わっていたりします。



SN310223.jpg



SN310224.jpg



SN310225.jpg




直角感がいいです。こんな直角に交わらされて同じ速度で律儀に流れていく運河にちょっとした愛おしさを感じたりします。


■ハシ
江東区の北側にある森下には、以前は山谷に次ぐようなドヤ街があったそうです。今でもその名残は少し残っていて、ハローワークの周りに10数軒以上の安めの宿が集中しています。

とはいってもその宿のほとんどは「ビジネスホテル」と名を変え、一泊4000円〜6000円程度の宿泊料をとっています。4000円でも1ヶ月泊まると12万円なのでどこのデザイナーズマンションだという感じです。どっちかというと高くないか。それ。ちなみに山谷は一泊2000円前後でした(全室カラーテレビつき)。

・ハローワーク周辺


SN310226.jpg



・ここでのどをうるおしていたのか


SN310227.jpg





SN310230.jpg




・過去の形を残した宿、大江戸荘は満室でした。


SN310228.jpg





■POLICE



SN310232.jpg




見難くて申し訳ありませんが、児童公園のライドが白バイを模したものでした。しっかりと「POLICE」と入っており、他人事ながらちゃんと許可はとっているのだろうか、と不安になりました。


■愛せ、Y字路

これまで見た中でもかなりハイレベルのY字路を2つ発見しました。

・骨太Y字路


SN310233.jpg




どこがハイレベルかご説明します。
・分かれた道路が太い。
・Yの股のあたりが平坦となっており、骨太な印象を与える。
・しかも股部分の看板の社名が「TOGUN」とやっぱり男くさい。
・縦横にめぐらされた電線がそのY字を立体に区切っている。


素敵ですねえ。男を感じて潤。


・蟻の門渡り


SN310235.jpg




どこがハイレベルかご説明します。
・歩道を利用した裏技的Y字路。華奢。
・Yの股の細さが異常。
・その細さに女性性を感じようとしたら、建物が茶色。


素敵ですねえ。ドブを感じて突。


■正義の味方
一部で有名な正義の味方引越しセンター本社ビルを発見しました。



SN310237.jpg




ちょうどそのとき、友人から電話がかかってきました。

「今、正義の味方引越センターの前におるんよ」

「は?何それ。」

「いや、正義の味方引越センター。」

「そんなんあるんか。」

「まあな。今はプロレス引越センターとかもあるし。」

「はー。すごいな。やっぱそれはプロレスラーとかが興行の合間に運送やったりするんかね。」

「そうね。だから正義の味方引越センターも、正義の味方が正義を守る間に運送したりしてるんだろうね。」

「なるほどなー。」


以上です。ご拝読ありがとうございました。
(この日まわったルートを実験的に地図にしてみました。こちら


All That Glitters Ain't Gold

連休初日から感染症にかかってしまい、高熱にうなされておりました。

肛門から放たれるものもゴールデンとは程遠く、まだまだ私のゴールデンウィークは始まっていないのだなと思っております。


ポーマン

「さ、今日は『茄子とピーマンとポーマンのさっぱり包み』の作り方を勉強しましょう。茄子とピーマンは分かりますが、ポーマンってなんでしょうか。楽しみですねー。さ、料理研究家、山野川武俊先生にいらしていただきましょう。」

ここで静かな拍手とともに、山野川先生が登場します。先生、深いお辞儀をすると一つ咳払い。滔々としゃべり始めます。

「えー、お料理にはパピプペポが必要です」

「・・・パピプペポですか?さしすせそではなく。」

「ええ。パピプペポです。どんな料理でも、このパピプペポの順番通りにやっていかないとなかなかおいしい料理はできないんですよ。」

「パピプペポ。・・・なんだかはじけて明るい感じですね。では早速お教えいただきたいと思います。」

「あいわかりました。まず、パ。これはパッションですね」

「なるほど、料理には情熱が必要、と。」

「ええ、そうです。こんな感じでパッションを燃やします。ヌゥオォォォーーーー!!」

「先生!パッションというよりどちらかというとコスモが燃えています。」

「そうでしょうそうでしょう。コスモついでにPASMOも燃やします。」

「デポジット料金がもったいないですね。」

「ええ。そういうデポジットも顧みないパッションを大事にしてください。」

「分かりました。」

「そして、ピ。これはピーマンです。」

「いきなり具体的な食材が出てきましたね。さしすせそのような汎用的なものから程遠くなったような気がしますが。」

「いえ、ピーマンは重要です。準備はいいですか?じゃあ、このピーマンを、見てください。」

「ハイ。」

「次、プです。」

「ちょっと待ってください。先生、ピーマンは見るだけですか?」

「物足りませんか?」

「いや、物足りるも何も、見るだけでは何も料理に影響がないと思うのですが。」

「じゃあ、舐めてください」

「分かりました。」

「次、プはプーマンです。」

「このモクモクした毛むくじゃらの物体がプーマンですか?なにやら常に肛門らしきところから黄褐色の液体を出していますが・・・」

「はい。このプーマンをこうまさぐっているとですね、毛と毛の間に歯が5本ほど生えていますから、そこに手を差し込んで持ち上げます。そうするとこのように肛門が丸見えなんですねー。さて、その肛門から息を吹き込みます」

「アッ!膨らんでる!」

「でしょう。膨らませると、この耳の裏側の切れ目が持ち上がってきて中の肉がよく見えます。」

「本当だ。赤々として気持ちわるいですねー。」

「そうですよね。ズズッ。」

「ちょっと!先生!肛門の汁を飲まないでください。」

「え、おいしいですよ?さて、次はペです。」

「ちょっと待ってください先生!プーマンは膨らますだけですか?」

「物足りませんか?」

「いや、そういうわけでは・・・」

「じゃあ、舐めてください。」

「分かりました。」

「いい舐めっぷりですね。では、ペですが、ペは割愛します。」

「ハイ。じゃあ・・・いや、あの、料理のパピプペポは守らないとおいしくならないのではなかったですか?教えてくださいよ、先生。」

「ああ、じゃあ、ペはペーマンでいいです。」

「じゃあってなんですか。」

「ペーマンがいいです。」

「主張されても困ります。そもそもペーマンって何ですか。」

「心意気です。愛と言っても過言ではない。」

「あー、もういいです。料理にはパッションとピーマンとプーマンとペーマンが必要なんですね。じゃあ最後のポは何なんでしょうか。」

「そりゃあもちろん、ポーマンです。」

「ようやく本日の真打が登場したような気がしますね。この本日の食材となっているポーマンとは何なんでしょうか。」

「何を言ってるんですか。ポーマンなんて食材、存在しませんよ。」

「ハ、今日は『茄子とピーマンとポーマンのさっぱり包み』ではないのですか?」

「もちろんですよ。」

「じゃあ、なぜ今、そのポーマンが存在しないと!」

「料理のパピプペポの最後のポ、その教えはすなわち『ポーマンなど存在しない』ということです。」

「じゃあ、『茄子とピーマンとポーマンのさっぱり包み』はつまるところ『茄子とピーマンのさっぱり包み』ということなのですね?」

「その通り。料理のパピプペポが分かれば、すなわち『茄子とピーマンとポーマンのさっぱり包み』は『茄子とピーマンのさっぱり包み』であることが見透かせるということです。」

「すごい・・・ことなんでしょうか?それは」

「すごいことですよ。『茄子とピーマンとポーマンのさっぱり包み』と聞くと普通の人は、『ポーマンって何なんだろう』と思ってしまうでしょう。その手間が省けるのですよ。」

「あ、ありがとうございます・・・では早速調理に入っていただきたいと・・・アッ!巨大化したプーマンが先生を!」

「ギャアア」

最後にプーマンは一言。「おいしい」

暗転。


ご尊顔

いつもどおりぬくぬくの布団に入って寝ようと思ったら、かっこいい人を発見しました。

070408_1100~01.jpg

kao.gif

今日はこの屈強な人に抱かれて寝たいと思います。


#

最近このページ、OLのブログっぽいですか?


よどみない顔のよどみ

mobile photo少し前のとある女性ファッション紙。表紙の似合わぬギャルっぽい笑顔は宮崎あおい。
なんだかんだでヒキのあるこの笑顔に惹かれて表紙を覗きみたところ、彼女の肩のあたりにあってはならないよどみがあった。さわやかなブルーで堂々と書いてある。

「今買うべきは
おりもの!」

ずるりとした触感を脳裏にちらつかせた私は、「買うな!それは!」と叫び出したい衝動に駆られた。


よく見れば、
「今買うべきは
はおりもの!」
であった。なあーんだ…


読み間違えてなくともなお残る「おりもの」感に、私は遠慮がちに頷く。




1/2 >>