私のエリート
一昨日、古くから個人サイトをされている方とお酒を一緒に飲みました。
「ほんと、昔っからやっているサイトの人、どんどんやめていきますねえ。」
「そうですねえ。あのサイトもこのサイトもなくなっていって・・・」
しみじみと閉鎖したサイトの思い出に浸り、「いまだに私も更新し続けてますけどねえ・・・」などとボヤいたりして、自分の往生際の悪さに思いを馳せていたら、
「あなたもやめた一人ですよ!四万十川さん!」
と一言。ズガガー。
そうか、わしも更新の途絶えたサイトの一つだったのか・・・、そう思うとなくしがみつきたい気も沸いてくるのは何でしょうか。
#
さて、そんな話とは関係なく、先日東京の麻布十番を歩いているときに気になるお店がありました。
さすが業界の町、中華料理までエリートです。注文をしようと手を上げると、横にスーッとロールスロイスが止まる。そこから執事らしき初老の男性が降りてきて、バタムと重い音を立てて後部座席の扉を開けます。すると、白い学ラン(白ラン)に身をつつんだ姿の給仕が出て来て、その知性を誇るかのように高笑いするのでしょう。いいから早く注文を取れ。
まさにエリートのエリートによるエリートのための弁当。空けた瞬間にバラの花びらが舞い、その芳醇な香りを一度嗅いでしまうと、あなたのくるくると巻かれた赤い舌は、まるでエリートの歩みに華を添える絨毯のように、その弁当箱の元まで一直線に進んでいくことでしょう。
中央には輝かんばかりのカニ、ホタテ、青梗菜の海鮮塩味炒め。エリートの白いイメージに重ね合わせた粋なメニューであります。
その隣にはフカヒレなんてケチなことは言わない。鮫が一匹そのまま巨大な身を横たえているし、その隣には、味噌汁ぶっかけ飯を前にした犬のように唾液をしたたらせるツバメ。生のツバメの巣に生ツバごっくんの小生であります。
艶然とした光をたたえるライスはよく見たら本物の真珠で出来ていたりして、うん、もういいから、普通の飯を食わせろ。
「ほんと、昔っからやっているサイトの人、どんどんやめていきますねえ。」
「そうですねえ。あのサイトもこのサイトもなくなっていって・・・」
しみじみと閉鎖したサイトの思い出に浸り、「いまだに私も更新し続けてますけどねえ・・・」などとボヤいたりして、自分の往生際の悪さに思いを馳せていたら、
「あなたもやめた一人ですよ!四万十川さん!」
と一言。ズガガー。
そうか、わしも更新の途絶えたサイトの一つだったのか・・・、そう思うとなくしがみつきたい気も沸いてくるのは何でしょうか。
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さて、そんな話とは関係なく、先日東京の麻布十番を歩いているときに気になるお店がありました。
さすが業界の町、中華料理までエリートです。注文をしようと手を上げると、横にスーッとロールスロイスが止まる。そこから執事らしき初老の男性が降りてきて、バタムと重い音を立てて後部座席の扉を開けます。すると、白い学ラン(白ラン)に身をつつんだ姿の給仕が出て来て、その知性を誇るかのように高笑いするのでしょう。いいから早く注文を取れ。
エリート定食を御弁当にてお持ち帰り出来ます。
エリート
まさにエリートのエリートによるエリートのための弁当。空けた瞬間にバラの花びらが舞い、その芳醇な香りを一度嗅いでしまうと、あなたのくるくると巻かれた赤い舌は、まるでエリートの歩みに華を添える絨毯のように、その弁当箱の元まで一直線に進んでいくことでしょう。
中央には輝かんばかりのカニ、ホタテ、青梗菜の海鮮塩味炒め。エリートの白いイメージに重ね合わせた粋なメニューであります。
その隣にはフカヒレなんてケチなことは言わない。鮫が一匹そのまま巨大な身を横たえているし、その隣には、味噌汁ぶっかけ飯を前にした犬のように唾液をしたたらせるツバメ。生のツバメの巣に生ツバごっくんの小生であります。
艶然とした光をたたえるライスはよく見たら本物の真珠で出来ていたりして、うん、もういいから、普通の飯を食わせろ。