まあ元町さんの真似なんだけど

NANAの宮崎あおいが気持ち悪いほどかわいいので、どちらかというと気持ち悪い。コンタクトのアイシティのつり広告で無理やりサーフボードを持たせられていたあのぎこちない笑顔。あっちのほうが気持ち悪いほどかわいいということはないので、どちらかというとかわいいと思う。

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そういえば先日、新宿のゴールデン街に向かって歩いていたところ、居酒屋の客引きに声をかけられました。

目的の店も決まっているということもあって、対応するのが面倒だなあ、と思ったのですが、もうすでになかなかの量を飲んでほろ酔いだったため、何かのムシがうずきまして客引きにこういいました。

「500で」

もちろん数字に特に意味はありません。

すると、店員は間髪をいれず、

「いいっすよ!500で!」

と返してきました。なんとなく出した自分の数字が予想外の反応を持って受け入れられる。その恐怖に私はタジタジになってしまい

「いや、やっぱいいです。」

とうつむき加減に去りました。後ろからは

「500でいいっすよー」

と店員の元気な声が聞こえてきます。耳をふさいで逃げ出しました。

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それにしても、500とは何だったのだろう。飲みの値段が500円ということはおそらくありえない。あったとしたら私はものすごい交渉技術の人間だということになるし、それを逃した私はものすごい損をしている。

まあ、たぶんバターコーン500粒無料とかなんだと思う。そう思わなきゃやっていけない。


不条理、徒労、シジフォスの神話のシミ

化粧品のCMの矢田亜希子のあの笑顔。前の「パッ」のときにわをかけてひどい。
綺麗な人だとは思うが、化粧品のCMだけなぜにこうも「たけしの的外れなボケに苦笑いで応えるダンカン」顔をできるのだろうか。




知人から聞いた内容なのでディティールに若干の違いがあろうとは思うんですが。


先日のラジオにマイナーなフォークデュオがゲストで出演していました。

レコードが出るまでの苦労話、最近気になること。司会は彼らから話題を引き出そうと努力するが、どちらかといえばつまらない回答を引き出すにとどまります。どうやら緊張しているようです。そうしていると早くも曲紹介の時間とあいなりました。司会は問います。

「この曲にはどんな意味をこめていますか?」

「最近友人がサラリーマンになったんです。」

「ハイ」

「で、しばらく働いてるんですけど、どんどん彼の性格が丸くなっていくんです」

「ホウ」

「悪い意味で」

「ハァ」

「そんな彼のために、丸くなってはダメだということを伝えたくて曲をつくりました。聞いてください。『立ち上がれ』」



プロモーション話のダシにされた友人の怒り、どれ程のものかと思います。しかし、ここで怒っては「丸くなってはダメだ」というフォークデュオの言いなりになってしまうし、かといって無視して黙っていても、彼に言われた「丸くなってしまった」という真実を認めてしまうことになります。いわゆるダブルバインド、二重拘束です。

自らの思いも知られず、自分に対して勝手なことを言い、自分のために作られたらしい歌をのうのうと歌う彼らを見ると、たぶん彼はやるせない気持ちを通り越し、ある種の諦観を感じることでしょう。それに抗うことははまるでシジフォスの神話。先の尖った山頂に丸い岩を運ぶことを要求されるようなものです。

ええ。彼はそんな思いを抱いているに違いありません。うん。絶対そうだ。そうだよね。分かるよその気持ち。僕もそうだ。

そういう思いを伝えたくて作りました。聞いてください。『僕という名の僕がいて、君という名の君がいる』



そういうダブルバインド。


お知らせ

私が応援している「クリトリス・ガールズ」に関して

・10月8日にライブが決定しました。私がライブハウスで見た中で最も好きなバンドである「スプリット・メモリーマン」との対バンです。こんなに最高のライブはないと思います。私にとって。

・おかげさまで、「クリトリス」で検索すると6番目に出てくるようになりました。なんでこんなにランクが上がるのか分かりませんが、ありがとうございます。


私に関して
・とあるマイナー雑誌(失礼)に一筆啓上しました。どなたかとお会いできたら幸いです。あと、仕事ください。

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みんな妙にほこりっぽいみたいです。


限界か?

いやあ、ねえ。

そろそろ山田優を踊らせるのはやめたらいいんじゃないですかねえ。いや、彼女、ものすごく早いじゃないですか。動きが。

これとか。
http://cancam.shogakukan.co.jp/cm/index.html(音でます)

この動きを見ていると自分がボクサーがよくあのトレーニングに使ってるブルブル叩く丸いやつ。パンチングボールっていうんですか。アレになったような気になります。


これが私の中でのジャズである

この前、擦り傷をしてしまいまして、現在ボロボロとしたかさぶたが出来ているのですけど、それをボリボリととってなんとなしに皿の上に並べていたら、なんだかムズムズしてきて、上に小口ネギをパラリとかけてみました。

なんだかうまそうです。ネギって実はすげえんじゃねえか、とドキドキしております。うすうす知ってましたけどもね。ネギのすごさは。

つげ義春の漫画では、同棲していた彼女との別れのシーンで、彼女が荷物をまとめるときに押入れの奥から大量に髪の毛の入った袋を取り出すんですよ。それは、彼女が家で切ってあげた彼氏の髪なんですけども、それを見て狼狽する男が問い詰めると

「もったいないから売ろうと思って・・・」

って答えるんですよね。そんなくらい使えそうな気がするわけです。かさぶたが。これを使えば最後に彼女を喜ばせてあげることくらいできるんじゃないか?なんて思うわけです。

「あたしたち、もう終わりね・・・」

そういう彼女に僕はサッと皿に盛ったかさぶたを出します。そしてちょっと誇らしげにネギをパラリ。(心の中では「じゃーん」とか言ってます。)

それを見た彼女はフッと笑いながら言うわけです。

「これ、前に私が噛んだところのね・・・」

「そうさ、1週間モノさ。」

「ありがとう・・・」

自分の生み出したもので喜ばせることができるなんてこんなうれしいことはないじゃないですか。

だからさらなる喜びを見出すために明日は、擦り傷のとなりにある青々としたあざに生姜でも添えてみようかと思います。清涼感が喜ばれます。


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