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これが私の中でのジャズである

この前、擦り傷をしてしまいまして、現在ボロボロとしたかさぶたが出来ているのですけど、それをボリボリととってなんとなしに皿の上に並べていたら、なんだかムズムズしてきて、上に小口ネギをパラリとかけてみました。

なんだかうまそうです。ネギって実はすげえんじゃねえか、とドキドキしております。うすうす知ってましたけどもね。ネギのすごさは。

つげ義春の漫画では、同棲していた彼女との別れのシーンで、彼女が荷物をまとめるときに押入れの奥から大量に髪の毛の入った袋を取り出すんですよ。それは、彼女が家で切ってあげた彼氏の髪なんですけども、それを見て狼狽する男が問い詰めると

「もったいないから売ろうと思って・・・」

って答えるんですよね。そんなくらい使えそうな気がするわけです。かさぶたが。これを使えば最後に彼女を喜ばせてあげることくらいできるんじゃないか?なんて思うわけです。

「あたしたち、もう終わりね・・・」

そういう彼女に僕はサッと皿に盛ったかさぶたを出します。そしてちょっと誇らしげにネギをパラリ。(心の中では「じゃーん」とか言ってます。)

それを見た彼女はフッと笑いながら言うわけです。

「これ、前に私が噛んだところのね・・・」

「そうさ、1週間モノさ。」

「ありがとう・・・」

自分の生み出したもので喜ばせることができるなんてこんなうれしいことはないじゃないですか。

だからさらなる喜びを見出すために明日は、擦り傷のとなりにある青々としたあざに生姜でも添えてみようかと思います。清涼感が喜ばれます。