出来れば女性に言わせたい

行きつけのタイ料理屋で新メニュー「チムチョム」が始まった。

「チムチョム」は、別名イサーン鍋という名で、トムヤムっぽいスープに鳥肉や豚肉、野菜を入れて食べるという料理。小さな素焼きの鍋に入れて煮込む、というたたずまいが愛らしい。

愛らしいのだが、その名前はどうだろう、と思う。出来れば口に出してチムチョムと言ってみて欲しい。愛らしい別のものが想起されないだろうか。料理は会話のカンフル剤になる、と言うが、チムチョムに関してはそんな料理を起点にした会話がひどいものになるのではないだろうか。そんな心配を持ってしまうのである。

例えばA子がチムチョムを一口食べる。そして目を見開いて言う率直な感想はこうなる。

「チムチョムってこんなにおいしいんだ!」

それまでの愉快な会話は止まるだろう。


例えば、チムチョムの鍋奉行になった人の言葉はこうなる。

「チムチョムが熱くなってるよ!」

「ほら!チムチョムからおつゆがこぼれてる!」

「さあ、おまちかね!チムチョムを食べよう!」

全体的にエロ漫画の説明口調風の台詞になってしまう。非常に危険だ。


私もしたり顔でこう言わないよう、気を付けたい。

「ほーら、どうだ。これがチムチョムだ。」



まず1曲目

おお、寺西さんからも回ってきております。まさにチェーンメール、スパムのような勢いで回っているなんとかバトンですが、もう書くと決めたので続けます。

よく聞く、または特別な思い入れのある5曲

Television:Marquee Moon

Marquee Moon [Bonus Tracks]
Marquee Moon [Bonus Tracks]



Adventure [Bonus Tracks]
Adventure [Bonus Tracks]

以前某所で書いたものの再掲です。

私はニューヨークのアンダーグラウンドシーンだとか、パンクだとか(いやTelevisionは、一切パンクじゃないと思うけど)はあまり知らないのだけど、偶然聴いたMarquee Moonに度肝を抜かれた。なんだこの身を切るような声とギターの音は!いや、それよりなんだこのソロは。バカじゃねえのか。喉が切れるよ!おい!どうしろっていうんだよ!といまだに聴くたびにそう思う。異常な緊張感に襲われるのだ。

このTelevisionは2枚しかアルバムを出してなくて、1枚目はそんな引き裂かれるような音だらけなのだが、2枚目になると突如としてトーンダウンして音が逆方向に走り出す。ゆるい。こちらも形式は違うながらも情けなさを高揚させる負の魅力に満ち満ちている。いずれおとらぬアルバムだ。

で、最近この2枚をシームレスに聴いてるとわかった。

おしっこをものすごく我慢している時ともらしてしまっているその瞬間ともらしたあとの寂寞感にそっくりなのだ。

1枚目は表題曲Marquee Moonで絶頂を迎え、切迫と諦観のTorn Curtainで幕を閉じる。ああ、おしっこが!もうだめでしたー!まだ大丈夫だけど、もうだめでしたーと過去形で語りたくなる感じ。ちんこの先は小刻み汁でぐっしょりだけどかろうじて耐えているのだ。知らないビルの玄関あたりで。
2枚目に入ると急にピュンドンドペッペーピュンドンドペッペーといやに愉快になる。1曲目Glory。まさにもらした瞬間の心地よさである。知らないビルでトイレ探してたけど階段あたりでもらしたのだ。なんだか楽しくなってそのまま階段をちゃっちゃっとあがる。あったかーい。

でも階段を登りきる頃には股間が冷たくなる。2曲目Daysはそんな涙の出るような冷たさ。ああ、僕のパンツは元に戻らない。しずくは床へポトリ。

その後、30分かけて自分への怒りや、寂寞感、涙がこみ上げるどうしようもなさが大々的にゆるく展開される。全てがおしっこから始まりおしっこに収束するのだ。

誰がなんと言おうと無二のおしっこバンドなのだ。Televisionは。

いや、すみません。そんなことはないです。ものすごくかっこいいバンドです。

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あ、そうそう。クリトリスガールズの対バンに突然ダンボールが出ると書いたのですが、キャンセルだそうです。あれまあ。


ちんこを出すのはやっぱり恥ずかしいし、それでいいのだと思う。

怒涛の勢いでめぐっているミュージカルバトンなるものが、敬愛するOtearai Webの名倉先生からまわってきました。ロクな更新をしていないのに音楽の話ばっかりというのも申し訳ないですが(最近ものすごく反省している)、謹んで答えさせていただきます。ありがちな趣味なので読んでも面白くないかもしれないですが、せっかくだから真面目に書こうと思います。で、しばらく音楽ネタは書かないことにします。恥ずかしいし。

今、パソコンに入っている音楽ファイルの容量
20GBくらいです。私の大好きなトッド・ラングレンが
「mp3にエンコードするときはビットレートは196kbpsがちょうどいいよ!ホウァッ」と言っていたので、いつも196kbpsで取り込んでます。だから曲数はそんなに多くないです。

なお、音楽ファイルより、「探偵ナイトスクープ」のお気に入りの回を取り込んだファイルの容量のほうが大きいです。

最後に買ったCD

鈴木茂 BAND WAGON -Perfect Edition-
鈴木茂 BAND WAGON -Perfect Edition-

浪人時代はラジオでかかって一聴ぼれしたLittle Featというバンドを愛して気持ち悪いくらいずーっと聞いていた。部屋から出ず、勉強もせず、ローウェル・ジョージのスライドギターと泥臭い声を聞いては、うどんを茹でて食べてた。(当時はタバコや酒の嗜好品とかのうまさを知らなかったから、それが精一杯の依存だった。)

第何次ブームも過ぎて定着した感のある「はっぴいえんど」を知ったのは、そのlittle featのメンバーが参加しているアルバムがある、とライナーノーツか何かで読んでから。
鈴木茂はそのはっぴいえんどのギタリストでBand Wagonは彼のファーストソロアルバム。このアルバムは、はっぴいえんどよりもLittle Feat色が強い。それもそのはず、なんとLittle Featのメンバー勢ぞろいで鈴木茂をバックアップしているのである。Little Featの複雑なバッキングにのせて、鈴木茂はローウェル・ジョージそっくりのスライドギターを響かせている。

で、これが全然Little Featに食われてない。ものすごくいいのだ。何がこの作品を作品たらしめてるかといったら、鈴木茂のあの歌声なんだろう。こもっているのに、いがってるのに透明感のある彼の声は曲に清清しい爽快感を与えている。メンソールたばこに似たくっきりとした輪郭のあるぼんやり感というか。

とまあ、そういったアルバムがリマスターされて再発したから買ってみたんですよ。特典DVDつきでお得。うどんを食べながらどうぞ。


今聞いてる曲
上の書いてる間にかかった曲を

Electric Light Orchestra: Mr.Blue Sky
このリズムは初めて聞いたとき、びっくりした。ポップすぎるメロディーにドッドッドッドッキンキンキンキンと乗るリズム、大仰なオーケストラは何度聴いても飽きない。名曲だらけのElectric Light Orchestraの中でも一番好きな曲。


小坂忠: しらけちまうぜ
世代的に小沢健二(スカパラのアルバムに入ってるんだっけ)がカバーした方を先に聞いてるんだけど、こっちのオリジナルのほうがタイトでかっこいい。歌詞がキザったらしくて、でも泣きそうになる。


カジヒデキ: ラ・ブーム 〜だってmy boom is me〜
大学時代入ったサークルの初めてのライブで先輩が歌っていたのを聞いて衝撃を受けた。XTCのMayor of Simpletonという曲のメロディーをそのまま使って、ものすごい歌詞を乗せている。




よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲

終わらないのでまた後ほど。


宣伝

宣伝です。

ところで、私が応援し、公式サイトを運営しているクリトリスガールズですが、6月29日にクリトリスガールズ企画ライブが迫ってまいりました。

今回は先日お伝えした「病気マン」に続き、「バイカル」、「突然ダンボール」との対バンが決定。

突然ダンボール。もはや見ずにはいられないのではないでしょうか。6月29日(平日)に、青山に急ぐのがいいと思います。詳しくはこちら

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私のほうの宣伝では、寄稿したフリーペーパーは6月末に発行予定になりました。グズグズ。あと、何か面白い企画があったら声をかけてください。最近停滞している感じがしてよくない。


いいよもう。

アメリカのバンドのmaroon5が人気ですねえ。車のCMに、何かのCMに引っ張りだこです。私もCD持ってるのですけど、確かにこれは売れるよなあという感じです。

ところで私、中学時代からの友人でマルーンっていうのがいました。石丸という名前なのですが、その名のとおり風船のように顔も丸々としていたので、マルーンと呼ばれてました。

というわけで、maroon5と聞くとどうしても以下の図が思い浮かびます。

maroon5.gif

マルーン5。


あと、そんなに関係ないですけど、Ben Folds 5も聞くといっつも以下の図が思い浮かびます。


benfolds5.gif

便 fall図 5


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