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まず1曲目

おお、寺西さんからも回ってきております。まさにチェーンメール、スパムのような勢いで回っているなんとかバトンですが、もう書くと決めたので続けます。

よく聞く、または特別な思い入れのある5曲

Television:Marquee Moon

Marquee Moon [Bonus Tracks]
Marquee Moon [Bonus Tracks]



Adventure [Bonus Tracks]
Adventure [Bonus Tracks]

以前某所で書いたものの再掲です。

私はニューヨークのアンダーグラウンドシーンだとか、パンクだとか(いやTelevisionは、一切パンクじゃないと思うけど)はあまり知らないのだけど、偶然聴いたMarquee Moonに度肝を抜かれた。なんだこの身を切るような声とギターの音は!いや、それよりなんだこのソロは。バカじゃねえのか。喉が切れるよ!おい!どうしろっていうんだよ!といまだに聴くたびにそう思う。異常な緊張感に襲われるのだ。

このTelevisionは2枚しかアルバムを出してなくて、1枚目はそんな引き裂かれるような音だらけなのだが、2枚目になると突如としてトーンダウンして音が逆方向に走り出す。ゆるい。こちらも形式は違うながらも情けなさを高揚させる負の魅力に満ち満ちている。いずれおとらぬアルバムだ。

で、最近この2枚をシームレスに聴いてるとわかった。

おしっこをものすごく我慢している時ともらしてしまっているその瞬間ともらしたあとの寂寞感にそっくりなのだ。

1枚目は表題曲Marquee Moonで絶頂を迎え、切迫と諦観のTorn Curtainで幕を閉じる。ああ、おしっこが!もうだめでしたー!まだ大丈夫だけど、もうだめでしたーと過去形で語りたくなる感じ。ちんこの先は小刻み汁でぐっしょりだけどかろうじて耐えているのだ。知らないビルの玄関あたりで。
2枚目に入ると急にピュンドンドペッペーピュンドンドペッペーといやに愉快になる。1曲目Glory。まさにもらした瞬間の心地よさである。知らないビルでトイレ探してたけど階段あたりでもらしたのだ。なんだか楽しくなってそのまま階段をちゃっちゃっとあがる。あったかーい。

でも階段を登りきる頃には股間が冷たくなる。2曲目Daysはそんな涙の出るような冷たさ。ああ、僕のパンツは元に戻らない。しずくは床へポトリ。

その後、30分かけて自分への怒りや、寂寞感、涙がこみ上げるどうしようもなさが大々的にゆるく展開される。全てがおしっこから始まりおしっこに収束するのだ。

誰がなんと言おうと無二のおしっこバンドなのだ。Televisionは。

いや、すみません。そんなことはないです。ものすごくかっこいいバンドです。

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あ、そうそう。クリトリスガールズの対バンに突然ダンボールが出ると書いたのですが、キャンセルだそうです。あれまあ。