物語(仮) その6

どうも自分の背中がどんどん巨大になっていってるようだ。

夜中になると、ぐずんず、ぐずんずという音をたてて膨張する。居間であぐらをかいていると、背中のうしろの暗がりに向け、わがもの顔で大きくなる。ぐずんず、ぐずんずの音でよく分かる。

今ではどのくらいの大きさになったのだろう。背中なんだから当然私の目には見えない。月の大きさになったか。そんなんじゃ恥ずかしい腫れ物付きと笑われてしまう。せめて皮張り太鼓程度のものであって欲しいものだ。

ただ、今ふと気付いたが、背中に大きさなんてあったか。馬鹿な妄想はやめたまえ。そう言っているそばから背中の方向からばりいんと花瓶の割れる音がした。




散歩日記

本日は千葉県我孫子市、我孫子駅付近を散歩してきました。
手賀沼あたりにつながる坂道や、斜面にどっしりと根付いた家屋の風情が、なにやら落ち着いた感じで、思ったよりいいとろこでした。

というわけで散歩記録をここに記します。

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クサ。クサでも置くんですかねえ。
「クサイ」の略かなとも思ってにおいを嗅いでみたんですが、特に妙なにおいはしませんでした。


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子供とびだし注意の看板。飛び出し感が秀逸というか、飛び出しているのではなく、徐々に巨大化していっているような感じですね。


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久々に「お見事!」と言いたくなった「ツシ混同型表記」。

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「リフレシシュ」「グレープフルーシ」のオーソドックス感もいいが、やはり下記の二つはレベルが高い。

「プルルリブール←ヘシドスパの事」
自信満々に言われても余計何のことか分からない。

「ペパーミント スシと」
ワサビのスースー感をペパーミントで代用!
ここで新しい食べ合わせを提案されても。


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「入れー!」

という感じのゲームセンターかっぱ。上を見上げると

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実に立体感のあるかっぱが出迎えてくれた。あと、右下にひっそりと「ラーメンかっぱ」という店があるのも分かる。なぜそんなにかっぱにこだわる。


まあ、そんな感じの我孫子でした。家賃も安いし住もうかな。


法則 その1

歯医者に置いてあるマンガには何故か「アラレちゃん」が多い。


今日の鈴木

王子製紙が北越製紙の経営統合に失敗、敵対的な株式公開買い付け(TOB)に移ったというニュースに触れ、セイシだけに、飲ませたりふっかけたりは難しいなあ、と。

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四万十川より

はじけるのはいつもバルブじゃなくて、パルプだよね。

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(追記)
すみません。酔っ払っているときにこれを書いたんですが、私の突っ込みの方の意味が見事に分からないです。すみませんでした。


物語(仮) その5

冷蔵庫の緩んだねじを締め上げると、それは腕時計に付いているような竜頭になり、そこで冷気の出とカルシウム感を調節できるのだ、と彼は言ったものの、私にはそれを実行する気はさらさらなかった。

お前は冷蔵庫がどうやって動くかは知っているか?と彼に問われたものの、何と答えたものか考えあぐねていると、私の目の前にある冷蔵庫はまるで天井に重力があるみたいに飛び上がり、ぐちゃりとつぶれた。

私はあまり血はみたくないのだよな、と思ったのだけど。


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