ショマンセン

mobile photoカニスパルタン正一



パーティークラッシャー板前

成田童夢は見れば見るほどムカムカしてくる。見ているとだめなクルトンを思い出す。もっさりとしていてザラザラとしていて、乾いた味。

そんな彼の失敗滑降を見た。

悦びで満面の笑みになると思っていた自分の顔が凍っていた。なぜだ。絶対嬉しいはずなのに。

考えてみれば私は常日頃からそんな感じだ。たぶん私はフミヤートが酷評されたり、山田隆夫が誰からもいじられなくなったり、SOUL'd OUTがカニパンを食べているところを見たりしたら今回と同じ感情をもつのだろう。なんだよお前。もっとすごいことになって俺を悔しがらしてくれよ。絶賛されて俺をつらい目にあわせてくれよ。

自らの描いた人生脚本のあわれなことあわれなこと。見事な敗者感覚を持っているなあと思う。自分がマゾだと思う人はそこらへんも含めて楽しむことができてるんだろうか。私はこんな自分がなさけなくてあきまへん。

ああ、また暗くなったじゃないか。
バター犬=はちみつプーさん。


ミスターちん結婚

mobile photoチンケッコン。
本部長、朝、出社したら、あっさりなにくわぬ顔でデスクに座っていた。

ところで、写真は武蔵小山の中華料理屋の写真。

最初は背後で火花がとびちっているな、と思ったけど、よくみたら花火だ。とてもきれいだ。



非日常

ごぶさたしております。久しぶりに家に帰ってきました。

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寒がりなのでマフラーをしている。7000円くらいするいいマフラーだ。あったかい口元まですっぽりと巻いて完全防備だ。

でも、口元まで隠していると、自分の口がマフラーにこすれる。するといやがおうにも唾液やいろんなものがマフラーに付着していく。そして口元まで持っていっているわけだから、鼻元に実に近い。どんどんとマフラーが自分の匂いになっていくのが分かる。

自分色になった7000円のマフラーを見て、なんとなく勝ったような気になる。

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世間はバレンタインデーでございまして。
私めも会社でなんとか居場所をみつけつつ地味に過ごしておりましたら、なんとバレンタインデーのチョコなるものをいただきました。忘れていたこの甘さ。この非日常。

そう思ったら、夜、突如として職場に本部長の奥さんから電話がかかってきた。本部長が失踪したとのこと。忘れていたこの非日常。なんとなくわらわらと身辺があわただしくなってきた。机に置かれたチョコがなんともむなしい。

非日常×非日常=日常

なんだかスパッと非常に清清しい気分だ。


俺は疲れているのか。

こんにゃく布団というのはどうだろう。

俗に食欲、性欲、睡眠欲は三大欲求と呼ばれる。三大欲求と言われるだけあって、どれもこれも抗い難く、行動の原理をなすと言ってもいいものである。とはいってもそれらのうち、複数を同時に満たすようなサービスは少ない。

(例えばノーパンシャブシャブは食欲と性欲を同時に満たすというコンセプトだけど、たぶん食事中に見えたところで、ああ、うつぼだな。おいしそうだなと思うだけなのだろうと思う)

これら3点をうまく同時に満たす、というサービスが出来ればそれはそれはとても素晴らしいことだと思う。

そこでこんにゃく布団である。

切り込みが入った巨大なこんにゃくに寝る。切込みが股間にジャストにあてがわれる。あてがったままもぞもぞとこんにゃくを食べてみると咀嚼の振動で股間に刺激が与えられる。おなかいっぱいになればプルプルの触感の中で寝ることが出来る。ああ、最強だ。

しかも、ここにカロリーゼロというのが加わる。やりすぎじゃないのか。下からトイレットペーパーを差し込むだけでOKなトイレットペーパーホルダーを初めて見たときのような、静かな興奮がある。


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