エコルセ

朝からGOタリモ&ミニカレーが見たくてしょうがない。

#

「あ、そういえば実家でね、お母さんからエコルセっていうのもらったからあげる。」

私が初めて付き合った人から初めてもらった贈り物はエコルセという名のものだった。

私はその言葉に狼狽し、後ずさった。母親からエコルセをもらうだなんて!そして、その時点で私と彼女は一度の行為もしていないのに、いくらなんでもそんな会話をするには早すぎるだろう!彼女はそんな私の気も知らず、続ける。

「ちょっと賞味期限が切れてるけど」

賞味期限!いや、なんの冗談だよ。確かに俺はエコルセの必要な人間だ。彼女との行為もおそらく間近に迫っているのだから切羽詰っているといってもいい。だからって賞味期限切れのものだなんて!

無邪気な笑顔でゴソゴソとカバンを探す彼女。程なく取り出したのは細長い緑色の袋に入った物体。ああ、そういえばエコルセって細長かったな、と絶望的な気持ちになる。

包みを開ける。

果たしてそれはパリパリとした食感のチョコであった。ああよかった!

#

エコルセという包茎矯正器具がある。たぶん、ビガーパンツと同じくらいポピュラーなものだ。

健全な生活を送っている男性だったらその「エコルセ」という言葉には過剰に反応してしまうのではないだろうか。当サイトをごらんの男性は、エコルセの広告をエロス雑誌の片隅でイヤというほど見てきて、「重度用」「軽度用」のどちらを買ったらいいのだろうか、と悩んだ経験はあるはずである。結局買わないまま包茎の大人になってしまったのだろう。

エコルセはおいしいお菓子である。しかし同時に、男性のいらぬ悲しみを増幅させる言葉でもある。であるからして、女性諸氏はこれからのお中元シーズンにエコルセを送る場合には細心の注意を払っていただきたいと思う。

心からそう思う。


また宣伝

私が運営している「クリトリスガールズ公式ウェブサイト」は、「クリトリス」で検索するとyahooで12番目、googleで14番目に表示されまして、そのおかげで1日数百人と、ものすごいアクセスがあります。

なかなか愉快なのですが、夜な夜なフォームに「クリトリス」とだけ入れてエンターを押し、十数番目までスクロールする方は一体何を求めているのでしょうか。クリトリスなんて日本全国に6000万個はあるわけですし(今、私は6000まんこって言って頬を赤らめているわけですけども)、そんな珍しいものでもないのですけどねえ。

すみません。強がりを言いました。

というわけで明日30日の夜6時半よりクリトリス・ガールズの出演するライブが新宿であります。皆様お誘いあわせの上お越しくださいませ。当サイトのメールフォームに「クリトリス・ガールズ観覧希望」という表記とお名前を書いていただければチケットとりおきします。

#

そういえば、前回のライブでクリトリス・ガールズと競演した病気マンという方がすごかったそうです。(「そうです」というのは私は見ることが出来なかったからなんですが)

ライブ開始ほどなくやせさらばえた全裸をさらし、バケツの中に用意したカニを取り出します。それをステージに叩きつけてぐちゃあとつぶしてみそをずるずると出したのだとか。最後にはそんなみその詰まったバケツをぐるんぐるんとまわすという愉快なパフォーマンスまで。

病気マン、映像センスがあるなあ、と。話をきいているだけでワクワクしてしまいました。

クリトリス・ガールズはもう少し違った方向の緊張感を与えてくれますのでご安心してお越しくださいまし。


どの悦びを皆様にお届けしたいか

うれしいことがあったのでご報告させていただきます。

その1.ようやく家の近所に安く酒の飲める店を見つけました。

050728_2030~01.jpg

谷中しょうががこれだけ入って200円です。

050728_2019~01.jpg

ぶりぶりとして実にうまいまぐろぶつが250円です。こんなにたんまり入っているのに。ついでに何故か冷奴がつきます。

その2.職場の近所のそば屋でキャンペーンが始まりました。

050726_0831~01.jpg

揚げ茄子おろしが限定セットですって。こんな地味なキャンペーンってかつてあっただろうか。これは行かなくては。



このような感じで日常にものすごい勢いで飼いならされていて、心地よいような、ものすごく不安なような生を生きています。

私は本を読むとものすごく影響を受けてしまいます。今まで真っ当に本を読んだのなんて本当に数冊しかないけど、その影響はものすごく色濃く今の自分を形作っていたりして、恐怖心を覚えます。

だから、そういったものからは極力自分から離れるようにしています。ただ、そのように離れているとはいっても自分の中に何かがあるかというとそんなわけもなく、フラフラと漂っているだけです。そうしていると上のような何でもない出来事で青菜のおひたしのようにしっとりと脳みそが変質してきます。それもそれで大いに不安です。

まあ、そう言いながらも、そんなどっちもどっちの不安に苛まれながら、ただただ揚げ茄子おろしを食べるんだろうなあ、と思いますが。


主張



70%off感覚というのはなんだろうか。聞いたことのない言葉だ。何を70%offなのかも気になる。

例えば、店員の着衣率70%offだったら、なんていうか、目もあてられない。こんな大それたことを「感覚」なんて軽い気持ちでやってもらっても困る。

順当に考えれば、「感覚」なのだから、たぶん気の持ちようなのだろう。何らかの精神状態を表す語をあてはめればよいのだ。だから、たぶんやる気70%off感覚で、挨拶は全部「しゃーす」なんだと思う。

なお、下部の「ぶちっく」という表記を百歩譲って許すとしても、「イップードゥ」に関しては断固として対抗していきたいと思う。


意思

先日とある建物の中で丸頭を発見いたしました。トイレを示す丸頭(申し遅れましたが、当サイトでは以下のようなピクトグラムを丸頭と呼んで愛でております。見たことのない方はこの機会に右バーの企画からご覧ください。)ですが、ちょっとたたずまいがおかしいです。

maru02.jpg

近づいてみます。

maru01.jpg

据え付けの丸頭の下に紙でプリントアウトされた丸頭を貼り付ける。
据え付けの方のなで肩っぷりが気に入らなかったから、下にやや強そうないかり肩の丸頭を無理やり貼り付けたのでしょうか。いやいや、そんな単純な理由ではあるまい。ぶつぶつ。

このような知らぬ人のあずかり知らぬ意思を感じる瞬間は非常にゾクゾクとします。しかしこの感覚はなかなか共感してもらえません。

私事で恐縮ではありますが、私は数年前から仕事用カバンの中にピンセットを常備しています。先日友人にそれを見られ、非常に気味悪がられたのですが、まあ業務には全く関係ないのでそれも仕方ないかなあ、とも思います。しかし、興味を持つくらいの反応をしてくれてもいいじゃないか、と独りよがりに思う気持ちも多々ございます。いいですよ。ピンセット。1回しか役に立ったことはないですが。

ええと、何のために持っていて、何の役に立ったかは一応伏せさせていただきます。是非皆様も、見も知らぬ奴のあずかり知らぬ意思を想像してくださいませ。

#

なんか、こうかいてると俺って変なやつだろっていうのを主張したいように見えてしまいますね。そうじゃなくて、単にそういった結果(丸頭をふたつ貼る、ピンセットを常備する)を説明する前提が欠けていると、なんとなしに不安と好奇心を感じてゾクゾクする、ということを言いたかっただけです。
会話の中で一人だけぼーっとしているといつの間にか話が進んでいる。なんとも内容がわけのわからないことになっていて、取り残された気になるけど、申し訳ないのでばれないように相槌をうってると何とかなっちゃった。そんな感じの感情です。


1/3 >>