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エコルセ

朝からGOタリモ&ミニカレーが見たくてしょうがない。

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「あ、そういえば実家でね、お母さんからエコルセっていうのもらったからあげる。」

私が初めて付き合った人から初めてもらった贈り物はエコルセという名のものだった。

私はその言葉に狼狽し、後ずさった。母親からエコルセをもらうだなんて!そして、その時点で私と彼女は一度の行為もしていないのに、いくらなんでもそんな会話をするには早すぎるだろう!彼女はそんな私の気も知らず、続ける。

「ちょっと賞味期限が切れてるけど」

賞味期限!いや、なんの冗談だよ。確かに俺はエコルセの必要な人間だ。彼女との行為もおそらく間近に迫っているのだから切羽詰っているといってもいい。だからって賞味期限切れのものだなんて!

無邪気な笑顔でゴソゴソとカバンを探す彼女。程なく取り出したのは細長い緑色の袋に入った物体。ああ、そういえばエコルセって細長かったな、と絶望的な気持ちになる。

包みを開ける。

果たしてそれはパリパリとした食感のチョコであった。ああよかった!

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エコルセという包茎矯正器具がある。たぶん、ビガーパンツと同じくらいポピュラーなものだ。

健全な生活を送っている男性だったらその「エコルセ」という言葉には過剰に反応してしまうのではないだろうか。当サイトをごらんの男性は、エコルセの広告をエロス雑誌の片隅でイヤというほど見てきて、「重度用」「軽度用」のどちらを買ったらいいのだろうか、と悩んだ経験はあるはずである。結局買わないまま包茎の大人になってしまったのだろう。

エコルセはおいしいお菓子である。しかし同時に、男性のいらぬ悲しみを増幅させる言葉でもある。であるからして、女性諸氏はこれからのお中元シーズンにエコルセを送る場合には細心の注意を払っていただきたいと思う。

心からそう思う。