嗤ってキャンディー

また日があいてしまいました。よく見たら先週の月曜の小欄で、「続きはまた明日」とか書いている。もちろん続きは書いてない。こうやってどんどん自分で自分の首を絞めていくのだ。仕事でも人間関係でもしかり。

こういうときは自分の能力を鑑みてもう少し譲歩するべきだろう。「続きは来年度末」「続きは来々年度末」「続きは来世」。むしろ、「続きはライラライラライライラライライ・・・」と一生言っていれば続きを書く必要もなくなるかもしれない。そうすれば人の信頼をこれ以上失うことなく生きていけそうだ。いや、生きてはいけそうだ。

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先週末、知人の実家に遊びに行ったのですが、何故かご両親とお婆さんから大変な歓迎をうけました。

知人宅は床がフローリングなのですけども、そこへ私が何も考えずに入ると必ずおばあさんが私の足元を指差しながら厳しい顔でアゴをクイックィッとやります。すると

「ああ、四万十川君、スリッパをはいてないじゃないか!フローリングで冷たいでしょうに!」

と私にスリッパを持ってくるのです。そして、私がはばかりに席を外し、スリッパをはき忘れて戻ってきた際もクィックィッとなって、新たなスリッパがやってきます。こたつに入って、出るときに近くにスリッパがないと、またスリッパがやってきました。

クィッ、スリッパ。クィッ、スリッパ。

何かの落語になるかと思ったけども、特にそういうこともなく、スリッパがとびかった一日でした。


喫煙マナー

会社の喫煙所は夜の9時を過ぎたら電気が消されて真っ暗になる。

一仕事を終え、今日も真っ暗な喫煙所にパチリと明かりをつけて入ったら、中に人がいた。しっとりと軽くうなだれて。「あ、すみません」と会釈を交わして1本吸う。

ジジジと自分のタバコの燃える音が聞こえる。静かに時間が流れる。

喫煙所を出るとき、そっと明かりを消しておいた。


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