幻想足りて諧謔を知る

下の写真をみていただきたい。上からみっつめ、コカン・コキーヌである。



我が目を疑うばかりであるが、確かに存在するコカンコキーヌ。しかも婦人服。

Googleで検索をしてみると、様々な声があがっていた。

「コカン・コキーヌ超かわいい。」
「オリーブ少女御用達!」


読めば読むほど女性への幻想が崩れていく。

先日飲み会に出席したとき、ボーダーにメガネのすてきなオリーブ少女がいた。ああ、私の好みにずっぽりだなあと彼女をみていたのだが、酒が進むにつれ彼女の挙動がおかしくなり、最後には何も言わず隣にいた私の友人(男)の乳首をTシャツの上からひたすらこねくりまわしていた。

その夜はオリーブ少女への幻想の崩壊と自分の乳首の魅力への絶望とでやけ酒をしたものだ。

そのような体験が重なった今。女性はぼんやりとした姿を失った。幻想はもう足りきった。僕は生身の女性から自分の身を守るために、諧謔を武器に胸を張って女性に話しかけよう。

「今日は君のコカンコキーヌを思い浮かべて家でコカンコキーヌでした。」


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