今日は七五三俳句を紹介いたします。七五三俳句はその名のとおり七・五・三の文字数で構成された世界で最も短い詩の形式のひとつです。七五三俳句の歴史は比較的浅いといわれていますが、文献が残っておらず詳しいことは解っていません。それでは、代表的な七五三俳句を紹介いたしましょう。
・古典
集めて速し 最上川 なにを
蛙飛び込む 水の音 ポチャ
鐘が鳴るなり 法隆寺 やめろ
これらの句は後に五七五俳句(七五三俳句の世界では句を単に俳句と呼び、一般的に知られている五七五形式の亜流俳句を五七五俳句と呼んでいます)に移植され有名になりましたが、移植された五七五俳句は、所詮亜流なので上記の原句のリズムや唐突さには遠く及びません。
・現代句
ディジタルカメラ 新しい パシャ
雨の日曜 仕事中 うひひ
君の瞳に 鯉が居る 二匹
もっと詳しく知りたい方は、七五三俳句協会(http://www.753haiku.com/)を尋ねて見てください。