December 22, 2004
お化け茶屋 [小噺]
川柳では「幽霊の 正体見たり 見なかったり」なんてことを申しまして、どんな人でも多少の差こそあれ、お化け、幽霊、物の怪、婆さんの類は怖いものでございます。先日もうちの餓鬼が「お父ちゃん、おいらはお化けなんか怖くないよ」なんて抜かしやがるもんですから、夜中墓から死体を三四つ掘り起こして、枕元に並べて置いておいたら、翌朝腰抜かしちまいまして、それ以来何も喋れなくなっちまいました。何事もほどほどにって教訓を餓鬼のトラウマと引き替えに学んだわけでございます。
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「おいおい、そりゃ穏やかじゃないね。もう一度言ってごらん」
「もう一度でも三度でも言ってやらあ。一回しか言わないからようく聞いとけよ」
「どっちなんだい」
「うるせえな、言葉の蚊帳ってもんだ」
「それを言うなら言葉のあややだろう。そんなことより、お化けがどうしたって?」
「そうそう、出るんだよ。お化けが」
「お化けって、あのひゅうどろどろってお化けかい?」
「他にどんなお化けが出るってんだ。こん畜生のごうつく爺いめ」
「ごうつく爺いは余計だよ。お前さんは口が悪くていけないね」
「とにかく、出るものは出るんだよ。しかも、前総理の森喜朗のお化けだってんだから驚きだ」
「馬鹿言っちゃいけないよ。前総理はまだ生きてるだろう」
「そんなこと言ったって、あれはどうみても前総理のお化けに間違いないんだから仕方ないだろうよ、この豆粒が」
「背のことを言ったら家賃を倍にするってのを忘れた訳じゃないだろうね」
「いや、大豆のように栄養があって、えーと」
「それは良いから、さっきのお化けの話を聞かせなさいよ。前総理のお化けはどこに出るんだい?やっぱりあれだろ、乾物屋の裏の土手に生えてる柳のあたりかい?」
「そうは問屋のおかみさんは降ろさない。乾物屋の3軒となりの漫画喫茶の二階の隅っこに出るっていうから一粒で二度びっくりだ」
「これまた、ずいぶんとお化けらしからぬ場所に出るもんだね。それは本当にお化けなのかい?ただのオタクが前総理に見えたんじゃないのかい?」
「これまた随分とご挨拶だね、助平爺い。おらっちは腐ってもパイロットだよ。視力は餓鬼のころからずっと2.5でさあ。前総理とただのオタクを見間違えるわけねえだろってんだ」
「確かにお前さんは操縦は下手くそなくせに目だけは良いって評判だよ。でもね、いくら目が良くても、いや目が良いからこそ見間違えるってこともあるってことを忘れちゃいけないよ」
「そんなに言うんなら、爺さんも見に行ったらどうなんだい」
「あたしがかい?なんだか漫画喫茶ってとこはぞっとしないねえ」
「そんなこと言って、お化けが怖いんじゃないのかい?」
「お化けなんざ怖かありませんよ。仕方がない行きましょうか」
そんなこんなで、機長と大家は漫画喫茶ってえ場所に向かった訳でございます。あいにくあたしは行ったこと無いんですけどね、漫画喫茶と言うのは、漫画ばっかり親の仇のようにあって、インターネットも置いてあって、バニーガールがわんさといる場所のようでございます。
どんどんどん。
「頼もう!頼もう!」
「お客さんお客さん静かにして下さいな。そんな大声出さなくてもご案内しますから」
「いやなに、この爺さんがお宅に現れるお化けを退治してくれるってんで、今日は連れてきたって訳だ。ありがたいだろ?畜生め」
「おいおい、あたしゃそんなこと言ってないよ」
「しっ、ロハで入れるとこだったのに」
なんてせこいやりとりがありまして、二人は前総理のお化けがいるという二階へとんとんとんと登って行くと、隅の席で一心不乱にコボちゃんを読み耽る老人の横顔が見えたのでございました。
「ほらほら、居るじゃねえか。あれが森喜朗の幽霊じゃなくて何だってんだ?」
「あららら。確かにそっくりだよ。疑ったりして悪かったね、来月から家賃は倍の半分にしとくよ」
「そいつはありがてえや」
「ところで、念のため確かめたいんだけど、そっくりさんて事はないかね?」
「でも、あのお化け、森喜朗の住民票も持ってましたぜ」
「住民票って、そりゃ本物の前総理じゃないのかい?」
「馬鹿言っちゃいけないよ。どこの世界に漫画喫茶に居座る前総理が居るってんだ」
「でも住民票を持ってんだしねえ」
「それに、下半身がなくて、顔の向こう側が血まみれで蛆わいてる前総理なんて聞いたことがねえや」
「それを先に言いなさいよ」
そんな呑気なことをだらだらと喋っていると、前総理のお化けもさすがにこちらに気付いたようで、コボちゃん十四巻を放り投げて立ち上がり、だらだらと血だか肉だかわからないものを垂らしながら、二人の方を振り向き身の毛もよだつような恐ろしい声でこう叫んだのでございます。
「今度はお茶が怖い」
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October 12, 2004
ドイツよりいろんなものを込めて [お国自慢]
グーテンターク!錫彦っす。
えーと。あまり何も無いのも寂しいので、ネタをふります。
今、私はドイツにいるんですけど、私がいない間に日本で何が起きてるのか全然わからないんですよ。このままでは「もしかしたら堀江社長がベストジーニストに選ばれてるんじゃないだろうか?」とかあり得ない妄想に怯えながらフランクフルトを頬ばらなくてはいけなくなりそうな予感がします。
そこで、お願いです。今、日本がどうなってるか教えてください。できれば新聞社のニュースサイトに出てないような細かいニュースが知りたいです。
では!イッヒ・リーベ・ディッヒ!
(アンテナであげるために一行追加)
September 28, 2004
レギュレーション [ニュース]
「サソリ6000匹」と36日、世界記録更新
ギネスブックによると、ハッサンさんは2001年に、サソリ2700匹と30日間暮らし世界記録を作った。しかし、02年にタイのカンチャナ・ケトカウーさんがサソリ3400匹と31日間暮らし、ハッサンさんの記録を破って世界記録を更新。ハッサンさんは今年、再度の世界記録樹立を目指し、サソリの数を6069匹に増やして、挑戦していた。
http://cnn.co.jp/fringe/CNN200409270005.html
こんな馬鹿どもの記録なんかどうでも良いんですよ。それよりも…。
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このルールのいい加減さを何とかして欲しいっすよ。
・サソリの数なの?
・日数なの?
・どっちも増やさないと駄目?
・掛け算して増えてれば良いの?
・だとしたら、30万匹と一日過ごせば勝ちなの?
・物凄い広さの部屋を作ってそこに済んでも良いの?
・卵から孵って間もないサソリだったら?
・しかもそれをバリバリ踏んで歩いたら?
・いっそのこと卵だったら?
とにかくいい加減すぎます。この後進国め。
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September 18, 2004
商店街危機一発 [小噺]
川柳では「右肩が 濡れて嬉しや 通り雨」なんてことを申しまして、雨というのは何かしら小さなドラマをいたずらに呼び起こしたりすることがございます。先日もうちの事務所の女の子がちょっとお使いに行った帰りににわか雨に遭いまして、たまたま私が通りかかったもんですから「あら、ボリビアさん。その傘私に貸してくださらない?」などと抜かしやがりまして、おかげでこっちはびしょ濡れで帰る羽目になっちまいました。え?貸す方も貸す方だって?あたしだって弱みの一つや二つございますからね。
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カーンカーンカーン。丑三つ時を知らせる鐘の音が高らかに響き渡る、帝都ハバロフスク。この街もご多分に漏れずバブル崩壊の余波が訪れ、ハバロフスクニコニコ商店街は今や壊滅直前の危機を迎えていたのでございました。
ニコニコ商店街のはずれにある集会所では、今日も出口のない会議が繰り返されています。
「会長さん。このままではこの商店街は崩壊してしまいますぜ」
「ほうかい」
「何とか手を打たないと、どの店も閉店せざるを得ないですよ」
「飯はまだかのう」
一同は会長が惚けてることに気づいてないようです。
一方、郊外のショッピングセンターの野菜売り場では、大男が買い物客に紛れてなにやら不審な動きをみせておりました。
「これが、噂に聞く名刀『副都心』か。見よこの妖しさと童顔のアンバランスが、実に加虐性を刺激するではないか」
「しかも山廃仕込みでございます。新右衛門様」
「元九重親方、御主、解っておるではないか。手に入れた者がみな生きた人間を斬ってみたくなるというこの名刀、さぞかし多くの血を流してきたのであろうな」
「そりゃあもう、地元の古くさい店を潰しにかかった大手パチンコ屋顔負けの出血大サービスにございます」
「なるほど、ならばこの新左衛門が新たな血を流したところで、どうってことはないな」
バサリ、名刀副都心がすうっと振り落とされると元九重親方は真っ二つに。
「うう、新右衛門でございましょう…」
そんな騒ぎを知ってか知らずかニコニコ商店街の寄り合いでは、不況の打開策も見つからず不毛な会議が繰り返されていたのでございました。
「どうだい?この商店街がオーナーとなってプロ野球チームを持つってのは?」
「馬鹿だなあそんな金どこにあるって言うんだよ。この商店街の金を全部集めたって中継ぎピッチャーの一人だって雇えやしないよ」
「だったらウグイス嬢だけでもなんとか」
するってえと、隅の方で今日8回目の飯を喰らってた会長がおもむろに立ち上がり
「金ならある」
と言うが速いかすっくと素早く立ち上がり、畳をぽんと叩くと、畳はばさあっと跳ね上がったのでございました。ご老体のどこにそんな力が残って居たのだろうと、皆が首をかしげる中、会長はめきめきと床板を剥がし古びた壺を取り出したのでありました。
一同が恐る々々壺の蓋を開けると中には数え切れないほどの大判小判がこれでもかと言わんばかりにざっくざくと詰め込まれておりました。
「こんな壺があと、30はある」
会長は呑気にそう告げると何事も無かったかのように9回目の飯を食べ始めたのでございます。
「やった、これでプロ野球チームがもてるぞ」
「どこを買い取ろう?」
「選手はアメリカからじゃんじゃんとってくるだよ」
村人はもう大騒ぎです。そんな中、9回目の飯を食べ終えた会長がナイフとフォークをかちゃりと置き、一同に告げました。
「今度はお茶が怖い」
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September 05, 2004
そんな言い方したんだろうか [ニュース]
独泥棒、追跡の店員が転倒、骨折に同情し盗品「返却」
ベルリン(ロイター) ドイツ・フランクフルト近郊の都市コブレンツ西部で、コンピューターショップからノートパソコンを盗み出した泥棒が、追い掛けてきた店員が転んで腕の骨を折り、泣き叫んでいるのを見て哀れに思い、盗品を「返却」する事件があった。
http://cnn.co.jp/fringe/CNN200409030013.html
まあ事件の中身はどうでもいいですよ。それよりもこの続きです。
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地元警察が2日、発表した。調べによると、男の泥棒は「ごめんね」と言って店員にノートパソコンを返した後、その場から逃げ去ったという。
「ごめんね」って。そんな可愛いこと泥棒が言いかたしないでしょう。翻訳した人がお茶目だったんじゃないかと思いましたよ。それとも、ドイツ語で明らかに「ごめんなさい」じゃなくて「ごめんね」に相当する言い方があって、泥棒がその「ごめんね」の方を言い残していったのでしょうか。
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August 18, 2004
17日付のタイ英字紙バンコク・ポストによると、同国史上初の女性五輪金メダリストになった重量挙げ女子のウドンポーン・ポルサク(22)に、…
http://www.asahi.com/sports/update/0818/024.html
ちょっと詰め込み過ぎの感は否めないが、ウドンポーン・ポルサク という名前が素晴らしい。ウドン、ボーンときてボルサクだもん。世界はまだまだ広い。
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オリンピックの話をもうひとつ。
「長嶋ジャパン」に長嶋がいないことを指摘する声は多い。だったら「なでしこジャパン」だって…。
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August 16, 2004
たまにはこんな感じで [夏休み]
みなさん盆にちは。ボリビアです。
私も人並みに夏期休暇というものを頂き、人並みに実家に帰り、食べたり飲んだり姪に小遣いをあげたりしてました。
実家と言っても、3年ほど前に引っ越してしまい、懐かしい場所なんかは全然ないんですけど、食器とか花瓶とか壁の絵とか弁当をくるむ布だとかが残ってて、そういったどうでも良い物が妙に懐かしくなったりする夏の午後でございました。
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久しぶりに会った兄の娘(小3)はずいぶんと生意気というか卒がないというか、大人になってました。昔は小遣いを上げても、何も言えずに照れてそのまま親のところに駆けて行き「ボリビアおじちゃんにお礼言ったの?」とか言われて戻ってきて、モニョモニョ言ってたのですが、最近は「わあ、ボリビアのおじちゃん、いつもありがとう」と、淀みなく可愛らしくしっかりとお礼を言いやがります。上手に言える分、逆にあまり嬉しくないのが解ります。多分、親が取り上げて貯金するのでしょう。
お年玉は「内緒だよ」ってこっそりあげてみようかなと思ったりもしますが、「そんな訳には行きません。私が怒られます」とか更にしっかりしたことを言われてこっちが凹むかも。
僕は「親戚の調子の良いおじさん(例:ノリ助)」になりたいだけなのになあ。
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August 08, 2004
テーマパーク [小噺]
川柳では「唐衣 プロコルハルムに 似ているね」なんてことを申しまして、「青い影」を聴くと「fandango ってどんな団子だろうなあ」などとおかしな事を言うお調子者が必ず出てくるものでございます。先日もうちの女房が「あなた、うちもそろそろ海老団子かしらねえ」なんて珍しく艶っぽい事を言いやがる始末で、あたしもまんざらじゃなかったりして、つい。おほん。うちの話はともかく、いつの世も団子というのは何かと騒動の元となるものでございます。
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「コンコン、コンコン」
「珍しいね、狐が来たよ」
「何、馬鹿なこと言ってるんですか。社長。入りますよ」
「馬鹿たぁ、ご挨拶だね。お前さんが『コンコン』なんて口で言うから悪いんじゃねえか」
「あたしの癖は社長もご存じでしょう。今更何言ってんですか」
「コンコン言ってる暇があったらホームランでも打ってりゃ良いんだよ。お前さんは」
「あいた。毎度の事ながら社長は厳しいね」
「お前さんの年俸を考えたら愚痴の一つも言いたくなるよ。ところで何の話だい」
「そうそう。社長、今日は良い儲け話を持ってきましたんですよ」
「お前さんの儲け話なんか当てになるかい」
「まあ、聞いてくださいな。聞くだけなら只でござんしょ」
「只、良い言葉だね。聞こうじゃないか。何だい?儲け話ってのは」
「テーマパークですよ。テーマパーク」
「駄目駄目。テーマパークなんざ腐る程あって、毎日のように潰れてんだから」
「それは、知恵が足りないからですよ。ベネズエラの言葉で言えばアイディアが無いから潰れるんです」
「アイディアはベネズエラじゃなくてもアイディアって言うだろう。いい加減だなあ」
「テーマパークと言うからには、何か良いテーマが無ければいけない。それなのに日本のテーマパークと言えば、どれもこれも客を寄せ付けないようなテーマばかりでござんしょ」
「まあ、こういっちゃなんだが、私も覚えが無いわけじゃないよ。でもそうやって大風呂敷をしろげるからには、客を呼べるテーマがあるってことだな?」
「そりゃあもちろん。ズバリ○○をテーマにしたテーマパークを作るんですよ」
「うひゃあ、そりゃ完全に伏せ字にしないと命が死んでしまう」
「キャラクタのデザインは藤子不二雄Aに頼みましょう。メインキャラクタはあそこんちの長男坊をモデルにした『○○くん』にするんです」
「死ぬ、絶対死ぬ」
「『○○くん』は○○ランドの王子ってことで」
「死ぬ、絶対死ぬ」
「お供は『××××』『×××』『×××』」
「死ぬ、絶対死ぬ」
「『××××』は『○○くん』のパパなんです」
「死ぬ、絶対死ぬ」
「『×××』はちょっと元気がない」
「死ぬ、絶対死ぬ」
「どうでしょう?こんなテーマパーク」
「お前さんはベネズエラ人だから分かんないだろうけど、この国じゃ絶対無理」
「あ、ひとつ肝心なことを忘れてました」
「これ以上何かあるのかい?」
「今度はお茶が怖い」
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August 06, 2004
白いカラス [小噺]
昔の話です。あるお婆さんが僕にしてくれた話。
「ボリビアさん、私が嫁いだ時、その家の爺さんがこう言ったんだ。
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『ヨネさん、このうちじゃ、私がカラスは白いといえば、カラスは白いんだ』
って。そのときは、爺さんが何を言いたかったのか解らなかったんだけど、あとになってやっと解ったんだよ。わかるかい?ボリビアさん」
よくある話だけど、そのまんま答えるのも悪いので、僕は「いや、解らないです。どう言う意味だったんですか?」と答えた。そしたらヨネさん「その爺さんは『俺は変わり者だよ』」って言いたかったんだねえ」って。
違う、全然違うよヨネさん。
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July 30, 2004
ジョージア州アラパハ(AP) 米ジョージア州南部アラパハの農園で体長約4メートルの野生の豚が見つかった。これほどまでに巨大な豚は今まで見つかったことがなく、地元住民は「Godzilla(ゴジラ)」と「hog(豚)」をもじって「Hogzilla(ホジラ)」とあだ名を付けるなど、話題を呼んでいる。
体長4メートルの野生豚発見? CNN 2004.07.29 - AP
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このあとの記事をみると、例によって写真を撮った後で埋めてしまったので、もう誰も解らないと書いてある。写真はWebには掲載されてないけど、見なくても解る、ピンぼけに違いない。そういうものなのだ。珍しい生き物を発見する人の為の写真講座を開催してくれ。
あと、ホジラという名前はいかがなものかと。
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July 29, 2004
アグネス [ルパン]
僕はそんなに若くないんですけど、江川入団の騒ぎは、あまりはっきりとは覚えていないんです。でも、これは面白かったんで覚えてるんですよ。
もしかしたら知らない人もいるかもしれないんで、説明しておくと、今は解説者をしている江川卓は、巨人となんかずるいことをやって阪神経由で巨人に入団して、世間にすごく嫌われたんですよ。そのころ、アグネス・チャンが江川についていった言葉が…
これだ!
July 26, 2004
(benzaさんの持ちネタに挑戦)
どうも、シロヒミツ・クロヒミツです。
一週間のご無沙汰でしたー。
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July 22, 2004
ミネアポリス――米ミネアポリスの空港で今月初旬、金属物探知ゲートで身体検査を受けていた男性が突じょ、ズボンをひざまで自らずり下ろし、下着なしの下半身をさらけ出す騒ぎがあった。
CNN.co.jp - 男が「下半身」露出、厳格な空港治安検査に不満爆発?
まあ、この事件は別にいいんですよ。でも空港警察のコメントは変ですぞ。
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彼を罰しなければ、「全員がズボンを引き下げることになる」
なんだそりゃ。「へぇ、出しても罪にならないんだ。だったら俺も出そう。ぽろり」ってなるかい?
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July 19, 2004
修行 [雑記]
昨日書いた、この件ですが、いつお声が掛かっても良いように練習を始めました。
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(クリックで拡大)
いつでもOKのような気がしてきました。
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July 18, 2004
転職 [雑記]
以前、どなたかがサイトで「ドモホルンリンクルの水滴が落ちる様子を見つづける仕事」をしたいと書かれてました。毎日この仕事だけをしてたら、すぐに飽きちゃうと思いますけど、なんとなく気持ちは分かります。
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また、別の方は「雑誌のグラビアのキャプションをつける仕事」が良いと書かれていました。水着の女の子に添えてある「君の笑顔に三葉虫!」(すみません、まだ照れがあるようです)みたいなどうでも良いあの文字です。もしあの言葉を書くだけで暮らしていけるなら、なんだか羨ましい気がします.
私も憧れの職業をみつけました。「ハヤカワのポケミス(ポケットミステリ)の表紙の絵を描く仕事」です。ポケミスって何?という人はこの辺を見てください。
この絵を描いてる人とかこの絵のファンの人には悪いけど、これなら何とか描けそうだし、しかもその本を読む必要がありません。
いつか私にこの仕事を譲ってもらう日がくるかもしれません。その時に備えて、この絵の練習しておこうと思います。
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July 17, 2004
レトロスペース坂 [感想]
たまに見てる元町さんの日記に出てきたレトロスペース坂が気になって検索してみたのですが、ちょっと変なところのようです。
例えばこちらなんかを見ていただければ、雰囲気はわかるのではないかと。
見てみたいけど、このためだけに北海道まで行くのもどうかしてると思う。熊も怖いし。
やっぱぁ静岡は、よかとこですばい。
July 16, 2004
ニカラグア焼き [小噺]
川柳では「塩しょう油 黄色い目玉で 大合戦」なんてことを申しまして、昔も今も目玉焼きに何をかけるかで揉めてたようでございます。先日もうちのガキが「お父ちゃん、ぼくの目玉焼きには、大外刈りをかけてちょうだい」なんて生意気な事を言いやがる始末で、こうなると、どこまでがおかずなんだか解ったもんじゃありません。
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どんどん どんどんっ どんどん どんどんっ
「新の字、新の字、居るんだろ。つべこべ言わずに早く起きろ」
「なんだい、朝っぱら誰かと思えばカブレラじゃねえか。どうだい?今年はホームラン王とれそうか?」
「無理言っちゃいけねえよ、復帰したばかりだってのに。いやいや、そんなことより大変なんだよ」
「どうしたってんだい。東尾の対談なら読んでねえよ」
「そんなんじゃないっての。ニカラグアが大火事になったんだって」
「なに、ニカラグアが火事だって。こうしちゃいられねえや。かかあ、かかあ、ちょっと出かけてくるぞ」
「なんだい、この子は朝っぱらか大声張り上げて、あら、カブレラちゃん。どう?今年はホームラン王とれそうなの?」
「無理言っちゃいけねえよ、復帰したばかりだってのに。てどうしてこの親子は同じ事を聞くんだろうね」
「そんなこたぁ、どうでも良いんだ。それよりニカラグアで火事が起きてるんだとよ。ちょっくらでかけてくらあ」
「あいよ、気をつけてね」
こうして、二人はニカラグアに向かったわけでございますが、行ってみるとニカラグアでは、あちっからボー、こっちからガーと火の手が次々とあがって、そりゃあもう大変なことになってるわけでして。
「おう、新の字。大丈夫か?」
「あたぼうよ。こっちの鉄板は良く焼けてるなあ。俺はこれで焼くことにするぞ」
「だからお前は甘ちゃんだってんだ。見てみろそりゃチタンだぞ」
「いいじゃないかチタンのどこが悪いんだ。お前こそなんだ、その紫の鉄板。ベネズエラ人は粋ってもんが解らないから困らぁ」
なんてことを言い合いながら、程よい鉄板を探して、卵を次々と焼けた鉄板の上に落としていくわけですが、そうするってえと向こうの方からおっかないお兄さんが、たまにお姉さんがやってくるわけでございます。
「おうおう。お前さん達誰に断って、目玉焼きを焼いてイルノデスカー」
「あらら、最後だけ外人さんになっちゃったよ。この人」
「新の字、ここは外人同士ってことで俺にまかしときな」
「さっきから黙って聞いてりゃごちゃごちゃ抜かしやがって、頭カチワリマース」
「まあまあ、そんなこと言わずに旦那。ここは、あっしのホームランボールでひとつ」
「お、お前さん話が解るじゃねえか。最初からそうしておけばヨイノデース」
そうこうしているうちに、目玉焼きがじゅうじゅうといい音を立てて焼けてくるってえと、どこからともなく、腹を空かせた火事場泥棒達が集まってくるわけでございます。
「お兄さん、ひとつ目玉焼きをくれよ。両面焼きで頼むよ」
「私は2ツデース」
「しょう油がないぞー」
「唐辛子かけすぎた」
なんせ、火事場泥棒ばかりなもんですから、勝手なことばかり言い出して、しまいには焼けた端からぶんどって行こうとします。カブレラはそいつらの頭をバットですこーんすこーんと片っ端からかっ飛ばしますが、多勢に無勢、最後は二人して逃げ出すことになってしまいます。
「はあはあはあ、ここまでくりゃ大丈夫だろう」
「やっぱり、目玉焼きってのは難しいもんだな」
「でも、ひとつ解ったことがあるぞ」
「お、ホームランを打つコツでも掴めたのか?」
「今度はお茶が怖い」
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July 13, 2004
324億円の宝くじ [ニュース]
マサチューセッツ州ブレインツリー(AP) 米マサチューセッツ州に住む清掃員の女性、ジェラルディン・ウィリアムズさん(68)が9日、米史上2番目に高額となる2億9400万ドル(約324億円)の宝くじに当選し、同州の宝くじ管理当局で、小切手を受け取った。
CNN.co.jp:68歳の女性清掃員、324億円の宝くじ射止める
こんなこと言うと、ちょっと何なんですけど…。
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高額な宝くじに当たる人って何故か清掃員の人が多いと思わない?気のせいですか?
あたしは、このニュースみたときにですね「なんか見たことあるわあ」って思ったんですよ。でも、どこで見たのかって言うと、これまたさっぱりなんだわ。多分、子供の時に見た安っぽいコントかマンガで見たんだと思うけどさ。
試しに「清掃員 宝くじ」でググってみたんだけどこのニュースのことしか見つからなかったんだわ。変だなあ。
関係ないけど、書くたびに雰囲気が違うのは、ボリビアがキャラクターを模索しているからです。benzaさんみたいに複数の人が書いてる訳ではありません。
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July 12, 2004
さがじてみだのー [小噺]
あのねー、僕ねー、開店の逆は閉店だなあー。今日ねー習ったのー。閉店はねー逆だなー、開店なのー。あとねー、開業のねー、開業のねー、逆はねー閉業なのー。あはははははははは。へいぎょーっておかしいねー。
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でもねー、開通のねー逆は、逆の逆の逆はねー、閉通じゃなんだー。逆なんかないのー。ググーグールルーで検索しても変な言葉しか見つからないのー。
でもねー、なぜかねー、なんでかしらないんだけどねー、開発のねー、かかかか開発のねー、逆はねー、閉発らしいのー。そんな言葉が、イーンターネットーにはねー、あるのー。
Google 検索: 閉発
でもねー、先生はねー、同じネクタイしかしてない先生はねー、「こでは オージーアルーで読み間違っただけだぎょ」っていうのー。口をぱくぱくさせてねー。いうのー。
先生はねー、バガだからねー、閉発だけがねー、なんでこんなに間違うのかかか教えてくれへんのー。ちょっと田舎弁つかってみたのー。
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July 11, 2004
17年セミサイクルが終わって始まる [ニュース]
17年セミサイクルが終わって始まる
CNN.com - 17-year cicada cycle ends and starts - Jul 10, 2004
17年セミが飛びまわったり、死骸が歩道にとっ散らかってたんだけど、それももうおしまい。17年後にまた会いましょうってところ。
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どうでもいいけど、セミは英語で「シケイダ(cicada)」って言うんだよ。これは「イケダシ(池田市)」のアナグラムが語源だって知ってた?
大阪府の池田市は蝉が多いことで有名だけど、昭和の始めに池田市に住んでいたイギリスの昆虫学者のロバート・メイが、あんまり蝉がうるさいんで「死刑だ」と近所の親父が叫んでるのを見て、「シケイダ?ココハ、イケダシ。オモシロイデース」とか言って名付けたらしい。台詞は適当だけど。
当時の英語では蝉を表す単語は長くて発音しにくかったのでこの cicada はすぐに広まって現在に至ってるというわけ。
今日はボリビアのトリビアをお送りしちゃいました。ではまた。チャオ。
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July 10, 2004
結果オーライ [感想]
ダ・ビンチという雑誌で紹介されていた、KKベストセラーズの新雑誌に関する記事です。
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別に珍しくもないよくある雑誌のよくある紹介記事なのですけど、左下に注目してください。
分類が「
ヤングアダルト・絵本・児童書」になってます。間違えたんだろうけど、結果として合ってるのがおかしいなあ。
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July 09, 2004
泥と氷が土星の輪っかを形成してる [ニュース]
泥と氷が土星の輪っかを形成してる。
CNN.com - Ice and mud make up Saturn's rings - Jul 8, 2004
宇宙船カッシーニ号が土星の輪っかまで遊びに行ったときの絵はがき送ってきたらしいよ。
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なんだか変な色が付いてるけど、これは紫外線写真のせいだとか。盗撮とかするつもりだったのかね。それは赤外線か。
で、カッシーニ号は「思ってたより汚かった」と土星の人が聞いたら怒られそうな事を平気で言ってる。まずいよそんなこといっちゃ。しかも氷がぬめぬめしてるとか暴言を連発してるようだよ。
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July 08, 2004
アリゾナの野性的な火 [ニュース]
アリゾナの野性的な火が家の方に押している
CNN.com - Arizona wildfire pushes toward homes - Jul 7, 2004
やあ、僕はボリビア錫彦だよ。気軽にボリビア錫彦って呼んでくれると嬉しいよ。僕は、これからこの「オムレツ大作戦」でいろんなことを書くから期待してくれよな。
今日は海外のニュースを紹介するよ。どうやらアリゾナのグラハム岳で水曜に山火事が起きたみたいだね。火は村に迫ってきてるし、被害総額は莫大だし、中々消えないしでもう大変って書いてあるよ。みんなも、たき火と寝タバコには気をつけてくれよな。