藤原マキ「私の絵日記」とつげ義春「外のふくらみ」について
昨日、藤原マキ「私の絵日記」という本を読んだ。 この本は1980年頃の調布の団地でオトウサン(夫)と4歳の息子と暮らす女性が描いた約1年間の…
昨日、藤原マキ「私の絵日記」という本を読んだ。 この本は1980年頃の調布の団地でオトウサン(夫)と4歳の息子と暮らす女性が描いた約1年間の…
私がもっぱら使っているレンタルCD屋は毎月決まった日に「半額金券バック!」というありがたいキャンペーンをやってくれます。圧倒的にお得なので、その半額の金券がもらえる日だけお店に行ってしこたまレンタルをして帰ってくるわけです。どうです?ケチでしょう?
しかし、たまに見るこの「半額金券バック」。なんとなく買い物した金額の50%を得した気になっていませんか?でも実はそんなことはないのです。
「いまさら何を言ってるんですか、当然のことを偉そうに!人間の程度が低いですよ!!」「電気店のポイント還元と同じからくり・DE・生姜!」などと言われま生姜、自分自身この半額金券バックのサービスを使い始めた時は半額でCDをレンタルできていると漠然と思っておりました。何回目かで、なんか違うぞって気付いて解を導き出したので自分で自分を褒めたい(有森裕子)。
というわけで、結論から申し上げますと、
ということになります。
なぜかというと、もらった金券は必ず次回以降の買い物で使う必要があるため、金券をもらったときの金額だけでなく、金券を使ったときの金額も含めて割引率を考える必要があるからです。(だって、次回その店で買い物しなくては紙くずですから…)
で、実質的な割引率もパターンによって多少変化します。では、以下、いくつかのケースを考えてみましょう。
たとえば割引デーに1,000円の買い物をして500円の金券をもらって、次回、500円分の買い物をして、それを全て金券で支払うという方法です。
このケースの場合、総額と割引率は以下になります。
総額:(割引デー)1,000円+(金券を使う日)500円=1,500円
割引金額:500円
割引率:500/1,500で約33%
もともと1500円だったものが、金券によって1000円になったわけです。
1000円のものが500円になる50%オフとは大きく異なるわけですね。
もらった金券分だけの買い物をする、というわけにはいかない場合も多いと思います。例えばラーメン屋とかだと、前回600円で食べたときの半額バックの金券300円を持っていても、それを使うときは結局600円のラーメンを頼むしかない、なんてケースはありますよね。
(誰ですか、チャーシューご飯だけ食べればいいとか思っている人は。)
そういうケースを考えると、割引率は以下のようになります。
総額:(割引デー)600円+(金券を使う日)600円=1,200円
割引金額:300円
割引率:300/1,200=25%
もちろん金券を使う日の購入金額が増えればその分割引率も減るし、割引デーにチャーシューとかネギとかをトッピングしてたんまり金券をバックしてもらえば割引率は上がります。でもそれは極限までやっても、つまるところケース1になるわけですから、割引率が33%を超えることはないです。
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とまあ、こんな感じになります。もちろん、半額金券バックは大変お得なので、積極的に活用すべきなんですが、50%オフだ!と勘違いして使っていると、意外に激しい出費をしてしまうことになるかもしれませんよ、ということです。
そういうわけで、皆様もこんな感じで数%の違いをケチケチ考え続けて友達を減らしながら生活してまいりましょう!
なお、有森さんはガブリエルさんとは2012年に離婚したそうです。
以上、よろしくお願いいたします。
以下補足)読まなくてよいです。
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ここは、毎日16時くらいからオープンしてすぐにイイ顔をしたおじさまたちで一杯になる。明るいうちから赤ら顔で飲みながらパチンコがどうしただの、今日の仕事はつらかっただの言っている紳士の憩いの場である。
その人気の理由の最も大きなものは安さだろう。例えば、以下の写真のメニューは「サラダ」100円、「メンチ」120円、缶ビール290円、しめて510円である。小腹と酒欲を満たすのにこれ以上ない設定ではないか。メンチは揚げ置きだが、衣が大変サクサクとしていておいしい。サラダも100円としては十分なボリュームだ。
ドリンクと食事はこのような感じだ。
なお、初めての人はちょっと戸惑うかもしれないが、店のシステムとしてはシンプルだ。参考までに簡単に紹介すると、
となる。
それにしても、薄利多売とはいってもこんなに安くてやっていけるのだろうか?私はふと疑問に思い、メンチカツの油を舌なめずりしてふき取りながら店を注意深く観察した。すると、ふむふむなるほど、この店に徹底して貫かれたプロフェッショナルな「コスト意識」があることに気付いた。
そう。どんなに安くていい店でも、どんなにそれが愛されていても利益が出ないと潰れてしまう。その点、この店は安さを実現しつつも、その徹底したコスト意識によって健全な経営を行うことでしっかりとこの街に根付き、多くの人を楽しませてきたのだ。
以下に、私を唸らせたこの「肉のまえかわ」のコスト意識の一端を紹介させていただく。
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