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ガキアート 〜校舎の廊下より〜

さて、あまり誰からも求められていないガキアートシリーズですが、ようやく第2弾となりました。

選挙があると近所の小学校に入ることができますよね。そこでやっぱり気になるのは「廊下にある生徒の絵」でございます。

今回は「自画像&すきなこと」、というテーマでして、現代の東京の小学生がどんな自画像を描くのか、そしてすきなことは何なのかということが手に取るように分かるという、それはもう素晴らしい企画です。

それでは堪能してください。どうぞ。

■やわらかさ


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名前が「やまと」ですから男の子なのでしょうが、髪が長さや目の描線から柔らかい女性っぽさがにじみ出てきますよね。

すきなことが「じうどう」というのも古風な「柔」の精神を感じさせます。

■うつろ


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野口君。名前が書けていません。名前も書けないことも納得な空虚な表情が印象的です。

すきなことは「かどあて」。これはあれでしょうか。教室の机の角にこう、股間を。

■夢、夢、そして夢


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こちら。ちょっとカメラを引いているので何を見ていいか分からないかと思いますが、全部見てください。

一番右上の彼の何かを訴えかける手、右中の性格の悪そうな目、右下の読めない名前、左下のこう、ちょっと人を見下した感のある目。どれもいいでしょう。

個人的には右中の方について、表情、ポーズともにかなりハイレベルなものを感じました。プロです。何かの。


■かくれおに


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最低限の描写でふっくらしたかわいらしい顔であることが想像できる良nigaoeですね。
すきなことに書いてある「かくれおに」はあれです。鬼ごっこの要領で、鬼が隠れる、というものです。結果的に誰も探しに来ないので、鬼は一人校舎の片隅でひっそりと息をひきとるとのことです。

■四角さ


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四角さ、です。みどころは。

サッカーが好きなのに、顔は四角いところに無い物ねだりな性格が伺えます。

■未分化な欲望


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すきなこと、「エメラルド」です。好きな事と好きな物がまだ未分化な状態が、今ここに顕現しております。

似顔絵もなんとなくふくよかな宝石商の香りを漂わせているところが高ポイント。1本!

■すきなこと 「野球」


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すきなこと、「野球」!



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すきなこと、「野球」!


ハイ、以上でございます。

皆様も町にひっそりとたたずむガキアート、鑑賞してみてはいかがでしょうか。思わぬ感動との出会いがそこにあるはずです。

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