悪気はないのだが。
私の職場のとなりのビルにはKという機関が入っている。ほとんどそことは交流する機会がないので、どのような業務をやっているのか分からないのだが、食堂が共有なのでよくエレベーターなどですれ違う。
そんな中、何度もすれ違っているとある特徴があるのに気付いた。かなり大部分の人が胸にナンバーを書いたオレンジ色のネームプレートをつけているのである。その番号も社員ナンバーっぽいものではなくNo.25とかNo.53とかなんとなく現実的なナンバーばかりである。いつもこの謎のナンバーを不思議に思っていた。この人たちはナンバーで呼び合うのか。あまりにもそれは無機的ではないか。
そんな疑問を持ち始めて数ヶ月。今日、エレベータに乗っていたら初めてそのバッヂをつけた人に話しかけられた。No.34さんは私にこう語りかけてきた。
「暖かくなってきましたねえ」
ひいいいい!無機的な会話!
そんな中、何度もすれ違っているとある特徴があるのに気付いた。かなり大部分の人が胸にナンバーを書いたオレンジ色のネームプレートをつけているのである。その番号も社員ナンバーっぽいものではなくNo.25とかNo.53とかなんとなく現実的なナンバーばかりである。いつもこの謎のナンバーを不思議に思っていた。この人たちはナンバーで呼び合うのか。あまりにもそれは無機的ではないか。
そんな疑問を持ち始めて数ヶ月。今日、エレベータに乗っていたら初めてそのバッヂをつけた人に話しかけられた。No.34さんは私にこう語りかけてきた。
「暖かくなってきましたねえ」
ひいいいい!無機的な会話!