過去ログ復活シリーズ 「要求したいことはそれだけじゃないが」
人質事件とかを見ていると、なんで犯人はくだらない要求しかしないのかといつもイライラする。私だったらこれだ。
「ベッキー(みんなの中で好きな有名人の名前にかえればいい)が8時から全国放送の生番組で脱げば、よしひと君は解放しよう。そのときニプレスを貼っていたら、両耳をそぎ落として、船ポンパだ!」
見ている側にはこれまでにない興奮。テレビは未曾有の高視聴率、ベッキー本人だって自らのヌードで人助けができるなんて、こんな素敵なことはないじゃないか。
そんな感じで、日本のみんなからの賛辞を受け名誉のうちに死ねばいい。誘拐犯は死ぬべきだからね。
#
(余談)
なんだか、今日のネタには既視感があったので調べてみたところ、2年前にこんなことを書いてました。昔の方がおもしれえじゃねえか。畜生。下に2年前の日記なんてだれも読んでないとか書いたが、自分で書いてることを忘れてては世話はないではないか。
そういうわけで、ちょっと編集しましたが2年前、12月5日のコラムをどうぞ。
#
先日あった立てこもり事件の犯人はこう要求すればよかったのだ。
「今週から一週間、勃起した男は必ずその場で「勃起しました!」と手を挙げろ。さもなくば人質を一人ずつ殺す」
この要求ひとつすることによって世の中は変わる。
デート中に手を握ったら
「勃起しました!」
レンタルビデオ屋でAVを選んでいる途中に
「勃起しました!」「勃起しました!」「勃起しました!」
恋人と見ていたトップガンでラブシーンが。
「勃起しました!」
ラーメン屋で、鼻水をたらしながらラーメンを懸命にすすっている女性を見て、
「勃起しました!」
居酒屋で、隣に座っていた女の子がもちチーズ焼きを食べる。糸をひく。
「勃起しました!」
ドラマを見ているとテレビの中の織田裕二がずーっと手を挙げている。
人の命が大切であると考える人ほど勃起を宣言する。そんな世の中。
---------------------------------
さて、お送りしましたのは、2004年12月5日の日記でした。
なお「船ポンパ」とは当時物議をかもした髪型の一種で、激しく盛った髪に船(本当に船)を差し込むという暴力的な髪型のことです。いろいろ悲しい思い出はありますが、そういうことにしておきます。
この後、ようやく「ザ・ワールド・イズ・マイン」を読んで、その裸のダイナミズムに打ち震えることができたのでした。ただし、それはその要求を突きつけられる側としての覚悟を含んだもので、自らの浅薄さに対する侮蔑を含めて、鼻水をたらしながらウンウンと頷くしかなかったのです。
それにしても名作!
「ベッキー(みんなの中で好きな有名人の名前にかえればいい)が8時から全国放送の生番組で脱げば、よしひと君は解放しよう。そのときニプレスを貼っていたら、両耳をそぎ落として、船ポンパだ!」
見ている側にはこれまでにない興奮。テレビは未曾有の高視聴率、ベッキー本人だって自らのヌードで人助けができるなんて、こんな素敵なことはないじゃないか。
そんな感じで、日本のみんなからの賛辞を受け名誉のうちに死ねばいい。誘拐犯は死ぬべきだからね。
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(余談)
なんだか、今日のネタには既視感があったので調べてみたところ、2年前にこんなことを書いてました。昔の方がおもしれえじゃねえか。畜生。下に2年前の日記なんてだれも読んでないとか書いたが、自分で書いてることを忘れてては世話はないではないか。
そういうわけで、ちょっと編集しましたが2年前、12月5日のコラムをどうぞ。
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先日あった立てこもり事件の犯人はこう要求すればよかったのだ。
「今週から一週間、勃起した男は必ずその場で「勃起しました!」と手を挙げろ。さもなくば人質を一人ずつ殺す」
この要求ひとつすることによって世の中は変わる。
デート中に手を握ったら
「勃起しました!」
レンタルビデオ屋でAVを選んでいる途中に
「勃起しました!」「勃起しました!」「勃起しました!」
恋人と見ていたトップガンでラブシーンが。
「勃起しました!」
ラーメン屋で、鼻水をたらしながらラーメンを懸命にすすっている女性を見て、
「勃起しました!」
居酒屋で、隣に座っていた女の子がもちチーズ焼きを食べる。糸をひく。
「勃起しました!」
ドラマを見ているとテレビの中の織田裕二がずーっと手を挙げている。
人の命が大切であると考える人ほど勃起を宣言する。そんな世の中。
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さて、お送りしましたのは、2004年12月5日の日記でした。
なお「船ポンパ」とは当時物議をかもした髪型の一種で、激しく盛った髪に船(本当に船)を差し込むという暴力的な髪型のことです。いろいろ悲しい思い出はありますが、そういうことにしておきます。
この後、ようやく「ザ・ワールド・イズ・マイン」を読んで、その裸のダイナミズムに打ち震えることができたのでした。ただし、それはその要求を突きつけられる側としての覚悟を含んだもので、自らの浅薄さに対する侮蔑を含めて、鼻水をたらしながらウンウンと頷くしかなかったのです。
それにしても名作!