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少しだけ昔の俺が書きたかったこと

そういえば、先月セットストックという野外ライブイベントがあったのだけども、あそこは私の実家から歩いて行ける距離だった。

特にあの公園に至る道などは、友人の田辺君ちに行くための道であり、道すがら彼と

「犬は犬でも犬は何本?」

とか、

「わっぱっぱ、さっぱっぱ、さんさんさ、では、何でしょう?」

といった(今でも無駄なくらいよく覚えているのだが)謎かけをひたすらしあいながら歩いた道だった。そんなところに木村カエラであるとか、つじあやのであるとかそういった人たちが来ているという事実に、まあものすごく強い恥じらいを感じるわけである。

田舎もんというのは、自分の町が話題に上るのに慣れていない。あうあうと喜びとも恥じらいとも憐れみともとれる声にならない声をあげるのが精一杯の抵抗なのだな、と思う。

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さて、よくある「自分のメモ帳に残っていた、もはや意味の分からない青春の残滓」から2点ほど供養を。

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・ブラックホール吸い込まれ隊
おなら吸い込み隊に対するアンチテーゼとでも考えたのか。「吸い込む」ではなく「吸い込まれる」という受動感に、ありとあらゆるやるせなさの情感を無理やり詰め込んで安達祐実にプレゼントしたい。


・階段をベリーロールみたいに登る。
これは小学校のときに会得した階段のぼり技だ。
まずは精一杯右足を上げて、可能な限り上の段に足をかける。その後、身体を巻き込むように内側に回転しながら左足を右足と同じ段まで持っていく。この回転感が大変心地よく、狂ったように繰り返していたものだった。

その後、確か高校くらいになってから、探偵ナイトスクープで「腕を組んで中腰になり、足を伸ばしながら階段を下りるとコサックダンスを踊っているような気分になる」という絶技が紹介されているのを見て、心の底から「負けた」という気になったのである。

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というわけで、今月よりリハビリのため、更新頻度をあげて頑張りたいと思います。