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折り合い折り合わせ

もつ鍋を作った。

味付けしたモツにキャベツとニラとニンニクを文字通り山のように入れ、塩、醤油、唐辛子、その他調味料でアグレッシブな味付けに仕上げる。うまい。実にうまい。

煮込むことによって出てくる鼻をつくモツのにおいもニンニクとニラの臭気と渾然一体となり、スタミナ感をスピードアップさせる。いいぞ!その調子だ!

気付けば買ってきたモツとキャベツ一玉とニラは全てなくなっていた。ここ数ヶ月感じていなかった満足感と口臭を抱え、横になってふと思った。

俺はモツに対してちゃんと折り合いがついているんだろうか。

うんこの通り道(というか製造元)の臓器を食べるという事実を「でも、うまいから」で蓋してないか。ていうかうんこ食ってないか。俺。このモツの脂のとこ、妙に茶色いよな。ほかのと比べても茶色いよな。変色って言えばガンかな?それはそれでまずいよな。やっぱうんこかな。どっちがマシかな?人間の尊厳守れるかな?

以前、とある香港映画で、屋台のモツ入り中華麺を食べた男が店主に向けてこんな罵倒を繰り広げていた。

「汁には味がない、麺は伸び伸び、おまけにモツには洗いきれてないウンコがついてら!」

あー、やっぱウンコついてるよなー。洗っても残ることあるよなー。食ってるよな。俺。モツ煮は味噌が主流なのもそういうことか?
モツ鍋を食べるOLとかどう折り合わせてんだ。

「あら、プチ・ブラウニーがついてるわー」
とかファンシーな名前をうんこにつけて、回避してんのか。いいのかそれで。それとも、「うんこはまあいいから自分探ししなきゃね」とかそんな感じか。間違ってないか。


とりあえず脂が茶色いモツをトイレに流した。弱い人間だ、俺は。頭を抱えた。