こういうことがあると、いっつも思ってるので、いまさら言うのもあれなんですが。

テレビ朝日の「スーパーモーニング」という番組を見ていたら、例の結婚式のことをやっておりまして。興味を持って見ていたんですが、ナレーションがうるさいんです。

「いやー、ここの天皇陛下の表情がすばらしいんです！」

黒田さんの後ろに天皇陛下の顔がある。

「もうね、まさに娘を送る父親の顔ですよ！」

いや、まあ、事実としてそうだろう。



「皇后陛下！皇后陛下も素晴らしい表情なんです！」

皇后陛下は目を細め、新婦となる彼女を見ている。大仏の浮かべるような、あるいはNHK教育に出ている後に引けないレースクイーン出身のタレントのようなアルカイックスマイルを浮かべ、彼女を見ている。

「ほら！ほら！」

おおー、とスタジオから歓声が上がる。

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不敬云々を揶揄したいのでなく、そのままチンパンジーへの説明に移すことが可能な物言いに、いやー、すごい！とただ拍手を送りたいわけです。

人間と何かの狭間におられる天皇皇后両陛下。いつになったら安住の地を得られるのでしょうか。ブリーフにこびりついた黄色いシミを完全に取り除こうとするくらい途方も無い作業であることは想像に難くないです。