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エコー・アンド・ザ・バニーメンも、実はその一種。

「よしっ、ネギズパゲッティ!」

私は思わずそう叫んでいた。

知人からもらった大量のネギ。大胆にざっくりと切って軽く油で炒める。茹でたてのスパゲッティを大量に投入し、さらに軽く炒めて醤油ゴショーで味を調える。皿に盛り付けたら、その大ぶりな出来に思わず口が滑ってしまったのである。

以前、ネギでつくったチャーハンを「ネギヂャーハン」と呼ぶという方とお話したことがある。料理の話になり雄弁に「ネギヂャーハン」の作り方を語るその方を前にして私は、「いや、それはないだろう」と思っていた。

しかし、そんな私の心は、先日近所の肉屋のショーケースにある惣菜に「ネギヂャーシュー」というものがあるのを見て以来揺らいでいた。

その結果としてのネギズパゲッティ。いや、言葉を言いやすくするための濁音化ではないのか。「ギズバ」って逆にいいにくくなっていないか。俺は何か毒されすぎてないか。

よく見ると気付かないうちに上の文章中に醤油ゴショーとか書いている。いや、黒ゴショウとも言うからいいのか?いや、待て。落ち着け。言わないだろう。東急バンズ、違う!

アアッ!もうわからん!誰か助けてください。代打ぎよはら!