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今日の冷や飯

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少しみにくくて申し訳ないが、一番下のところを見ていただきたい。

当店のライスは特上米を使用しております。
大盛りは、¥100増
アイスは、¥ 30増


アイスごはんは30円プラスである。

一見異様なことのように感じるが、ごはんは出来立てのときはホカホカであるため、冷やすにはひと手間かかる。その30円なのだと考えれば納得はいく。このお店はさぞや丹精こめてごはんを冷やしているのだろう。

そういえば、昔、祖父にキンキンに冷えたお茶を出したところ、

「こんな冷たい茶が飲めるか!」

と、ひどい剣幕で怒られたことがある。それもそのはず、祖父の時代には冷蔵庫は珍しく、茶を冷やして飲むという習慣がなかった。祖父の中では「冷やしたお茶」は「冷めたお茶」であり、それを出すということは失礼なことなのである。

我々は冷えたご飯を出されると怒る。それはただ単に我々の中に「冷やしたごはん」という概念がないだけなのではないだろうか。すなわち、このアイスごはん+30円の店は時代を大きく先取りしたものなのだ。50年後の街中の飯屋では元気にこの声が飛び交っているのかもしれない。

「ごはん、アイスで!」

ちなみに私は冷えて凝固したカレーや、余って冷めてしまったすまし汁が大好きですが、これも時代を先取りしているとご認識いただけると幸いです。

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告知をするのをすっかり忘れていたのですが、高田馬場近辺で配布されているフリーペーパーに「地球のがっかりし方」という記事と、高田馬場近辺のアジア料理店を取材した記事を書かせていただきました。なかなか愉快に仕上がっているのですが、知人から

「高田馬場まで行ったけど、一体どこで配布されているのか分からない」
「高田馬場ってどこですか。」

等の苦情をいただいております。

そういう方へのご報告です。

よく知らないけど、高田馬場のアジア料理店等に行くといまだに見ることの出来る可能性は高いかと思います。地球のがっかりし方は、ほとぼりが冷めましたら、特集としてでもアップしようと思っています。すみません。