研究者の仮説
考古学研究者の友人がいるので、彼と酒を飲むと様々なことを教えてくれる。これがまたいちいち興味深くて、話している彼自身も楽しそうでなんだかうれしくなってしまうのである。自分自身、心理学にあまり乗り切れずに大学院に行っていたので、なおさらうらやましくなるのだ。
先日話題に出た中で一番興味深かったのは、土偶というものは、あれだけポピュラーであるにも拘らず、「どうして作られたのか」「何のために使われていたのか」ということが分かっていない、ということである。
なんとも想像をそそられる話だ。もちろん呪術的な理由で使われていた説、飾り説など様々な説は出されているがどれも決定的なものではないらしい。これはまた意外なところにポッカリと穴が空いているものだ。
その話を聞いた私はなんだかたまらなくなって、彼に土偶のことを色々聞いてみた。その結果をまとめると、土偶とはこんなものらしい。
・女性像(デフォルメされているもの)が圧倒的に多い。
・ちなみにその女性像は、乳は小さく尻が非常に大きい
・形が完全な状態で出てくるものはほとんどなく、割れたか捨てられた状態である。
参考:最も有名な遮光器土偶
フーム。確かにこれから判断するのはむずかしいかもしれない。
しかし、私もこういうバカサイトをやっているので意地がある。ここは一つ仮説を作って全世界に向けて提案してみよう。
〜仮説〜
縄文中期、現在でいう東北地方にある小さな集落。うららかな春の午後だった。
「こんな日は何をする気も起きないよ・・・(縄文人の方は縄文時代の言葉に置き換えてお読みください)」
そう思いながら14歳の少年、ポケシは竪穴式住居の中で横になっていた。
外はいい天気だ。ポケシはいつの間にか自分の元まで差し込んできた春の陽光を恨めしげに眺め、体をよじらせ陽のあたらないところに移動する。外から聞こえる同級生たちの楽しげに遊ぶ声が彼の心をさらに暗くする。
「やだっぺよー!」
ああ、あの声は隣のポメ子だ。そういえばあいつもここ1年で女らしい体つきになった。春の薄着に芽吹く胸ポッチ。麻の布を押し出す大きな桃。ポケシは下半身がうずくのを感じた。
少し苦い顔をしながらベッドの下に隠しておいた大きな像を取り出す。友人に作ってもらった、ポメ子をイメージした土偶だ。
「ハッ・・・ハッ・・・ハッ・・・ハッ・・・・」
外とは対照的に静かな住居内に彼の荒い息遣いと規則正しい摩擦音が聞こえる。ポケシは土偶を見つめながら陰茎をいじめたおした。
「ポッ・・・・ポメ子はぁ〜ん!」
彼がジャンプをしながら絶頂に達すると同時に、突如部屋が明るくなった。戸の当たりに非常に恰幅のよい体型の女性の影。
「あんた!なにしよんね!」
ポケシの顔が恐怖に凍りつく。ポケシの母だった。ずかずかと奥に入ってくるとポケシを一瞥して土偶を取り上げる。
「またこんなエロいものをもろうてからに!こんなもんはこうじゃ!」
バリーン、激しい音とともにポメ子像はその形を失った。
「そんなご無体な〜」
〜仮説終わり〜
僕は研究者にはなれない。
先日話題に出た中で一番興味深かったのは、土偶というものは、あれだけポピュラーであるにも拘らず、「どうして作られたのか」「何のために使われていたのか」ということが分かっていない、ということである。
なんとも想像をそそられる話だ。もちろん呪術的な理由で使われていた説、飾り説など様々な説は出されているがどれも決定的なものではないらしい。これはまた意外なところにポッカリと穴が空いているものだ。
その話を聞いた私はなんだかたまらなくなって、彼に土偶のことを色々聞いてみた。その結果をまとめると、土偶とはこんなものらしい。
・女性像(デフォルメされているもの)が圧倒的に多い。
・ちなみにその女性像は、乳は小さく尻が非常に大きい
・形が完全な状態で出てくるものはほとんどなく、割れたか捨てられた状態である。
参考:最も有名な遮光器土偶
フーム。確かにこれから判断するのはむずかしいかもしれない。
しかし、私もこういうバカサイトをやっているので意地がある。ここは一つ仮説を作って全世界に向けて提案してみよう。
〜仮説〜
縄文中期、現在でいう東北地方にある小さな集落。うららかな春の午後だった。
「こんな日は何をする気も起きないよ・・・(縄文人の方は縄文時代の言葉に置き換えてお読みください)」
そう思いながら14歳の少年、ポケシは竪穴式住居の中で横になっていた。
外はいい天気だ。ポケシはいつの間にか自分の元まで差し込んできた春の陽光を恨めしげに眺め、体をよじらせ陽のあたらないところに移動する。外から聞こえる同級生たちの楽しげに遊ぶ声が彼の心をさらに暗くする。
「やだっぺよー!」
ああ、あの声は隣のポメ子だ。そういえばあいつもここ1年で女らしい体つきになった。春の薄着に芽吹く胸ポッチ。麻の布を押し出す大きな桃。ポケシは下半身がうずくのを感じた。
少し苦い顔をしながらベッドの下に隠しておいた大きな像を取り出す。友人に作ってもらった、ポメ子をイメージした土偶だ。
「ハッ・・・ハッ・・・ハッ・・・ハッ・・・・」
外とは対照的に静かな住居内に彼の荒い息遣いと規則正しい摩擦音が聞こえる。ポケシは土偶を見つめながら陰茎をいじめたおした。
「ポッ・・・・ポメ子はぁ〜ん!」
彼がジャンプをしながら絶頂に達すると同時に、突如部屋が明るくなった。戸の当たりに非常に恰幅のよい体型の女性の影。
「あんた!なにしよんね!」
ポケシの顔が恐怖に凍りつく。ポケシの母だった。ずかずかと奥に入ってくるとポケシを一瞥して土偶を取り上げる。
「またこんなエロいものをもろうてからに!こんなもんはこうじゃ!」
バリーン、激しい音とともにポメ子像はその形を失った。
「そんなご無体な〜」
〜仮説終わり〜
僕は研究者にはなれない。