英語教育
地元のスーパーに、それはそれは艶のいいパプリカが並んでいた。
そこを通りがかった父子。
子:「なにこれなに!食べ物なの?」
父:「パプリカや」
子:「これなんか、ね、なに?これあれみたい!」
確かにこのパプリカ、つやがよすぎてプラスチックみたいに見える。そういうことが言いたいんだろうな、そもそもパプリカ自体が幾分現実感の薄い野菜というか、といったことを考えながら父子の会話の行方を見守る。
子:「食べれるの?食べれる?」
父:「ペァプリカ」
子:「置物みたい!」(黄パプリカを手にとって)「結構固い!」
父:「ペァプリクァ」
父、子の意図をくまず、妙な発音のパプリカを連呼。子はそんな父の発音を胃に介さず、すぐに飽きたのか黄パプリカを投げ捨てる。
食べ物は大事にするほうがいい。