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大好き!石!市場のとなりにがいな鬼太郎

世の中には想像以上に観光資源としての石が存在するものです。そんな石たちを紹介し続ける「石!大好き!」今回は鳥取県境港市の巨大石です。

境港といえば水木しげるロードが有名ですが、最近はその整然とした丁寧なたたずまいに、個人的にどことなく親しみにかけるというか、よそよそしさを感じるようになってしまいました。

水木しげるロードの素敵な銅像であるというのもその一員でしょうか。やはり像は石です。日の流れに従って風雨の影響を一身にかぶり、その姿を変えていく石像はやっぱりいいものです。石!ああ、石!鬼太郎が石だったらどんなにか素敵なことでしょう!

そんな御仁におすすめなのが、「がいな鬼太郎」です。


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鬼太郎ロードからやや離れた埋立地にある「大漁市場なかうら」にその「がいな鬼太郎」は直立しております。



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大漁市場なかうら


市場からこう、少し左に向くと、います。



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ちわー


なかなかの大きさです。どれだけの石が使われたのだろう、と思うと少し興奮してきますね。手前の一反もめんも二次元で描かれており、その姿形の二次元感を忠実に再現しております。

「がいな」とは鳥取だの米子だの出雲だのの方言で「大きい」の意味で、水木さん直々の命名だそうです。愛すべきそのまま感です。

近寄ってみます。



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指がプラナリアっぽいですねー。


左小脇には松葉ガニを抱えております。こんな満面の笑みの鬼太郎あまり見たことないですが、カニが好きなんでしょうね。カニ、おいしいですしね。



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ちょっとひいてみると、あまり形容したくない形状の物体が写りこんでしまいました。


形容しがたい形のこれは、人魂です。まあ、ある種シンボル的な意味合いで共通点があるような気もしなくないです。

脇役の一反もめんも大変素敵です。ですが、平面的なだけに、被写体とするには大変難しかったので、こんな写真しか残っていません。



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悪い


悪い目をしています。



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バイバイばい。


親指が大きいところに妖怪なりのDNAの異常を感じさせますね。

こちら、総工費2000万円、「日本一の鬼太郎像」というお墨付きをもらっているそうですが、そういう限定の仕方は節操がなくて好きです。なんでも日本一にできます。私も日本一の山田像とか作ってみたいと思います。銅像より大きくすればいけそうな気がしなくもないです。

まあそういう感じで、石ファンはこぞって見に行くべきだし、石ファン出ない人も一見の価値はあるのではないかと思われます。石ロマンを感じさせる「がいな鬼太郎」、大変おすすめです。



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じゃー