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降りる、落ちる。

さて、1ヶ月くらいのごぶさたですが、いかがお過ごしでしょうか。1ヶ月っていうとあんまり変わらないようで色々変わる、そんな微妙な時間ですね。私の身体についても変わらないようで変わっていくものがありまして。

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先月の末ですね、首の前方90度くらいの範囲に軽い炎症が出来てしまいまして。原因も特に分からないし、そこまでかゆくもない。シャツの上から赤みが少し覗くのですが、まあ、特大の女性と付き合ったために出来た巨大なキスマークであると申し訳すれば問題ない。

そんな感じで放っておいたら、この赤みが徐々に下に移動してきてですね。今月上旬には胸の上辺りまで降りてきました。首のあたりは綺麗さっぱりになっています。うーん、改めてみるとツキノワグマみたいです。

その後シャツの首からも見えなくなったので、小粋な熊キャラを演じつつ、さらに放置していたら、現在は胸の乳首と乳首の間までおりてきてしまいました。

なんというか、「乳りん、つながりました!」という風情で、たいそう間抜けです。そろそろどうにかしないとなあと思い始めている所存です。

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まあ、このように移動する炎症というものを初めて体験したのですが、一体どういう原因でこういうことになってしまうのでしょうか。

色々考えてみたのですが、掻いていたら広がったとかだと、上にも広がらなければいけないので、なかなか説得力が薄い。

そういうわけで、私はちょっと目線を変えて「大陸移動説」を唱えたいと思います。炎症が移動しているのではなく、肌自体が移動しているのだと。その肌の移動に合わせて炎症も移動しているのだと。

そう考えると下にしか移動しない炎症を綺麗に説明することができます。

じゃあ、ここに厳然としてある乳首はどうなるんだ!肌といっしょに移動するのか?とおっしゃる向きもありましょうが、まああれです。乳首の位置になると、俺、乳りん!という感じで色を変えたりするのでしょう。「ん、そろそろいいかな?」という感じで盛り上がって乳首になったりするのでしょう。いわゆるジョブローテーションです。

すごい、人体。私は今、ニュートンが木から落ちる林檎を見たときのような、静かな興奮をこの赤みに覚えています。