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物語(仮) その3

シャツでの尻拭いというのは滅法骨の折れる作業であり、シャツはただひたすらに、僕の尻ではなく、よそのほうを向いて髪の毛を逆立てているだけなのだ。

友人の正二を呼ぶと「シャツはダメだね」と一言。よく見ると彼のタンクトップは尻のところまで伸びていて、ゆるやかに上下しているのだった。