月別アーカイブ: 2013年9月

小咄 甘味処

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えー、先日なんですが。まだまだ暑かったんで、打ち合わせ終わりに取引先の白田(しらた)マネージャーに誘われて一緒に甘味処に入ったんですね。甘味処。行きつけらしくて、店の人にも「あ、白田さんどうも」なんて言われててね。まあこりゃ粋だな、と思いましたね。

んで、あたしは冷やしぜんざい頼んでね、白田マネージャーはフルーツ白玉あんみつ頼んで。おたがい甘党ですねえ、とか美味しかった浅草の甘味屋の話とかで盛り上がったりしてね。で、「こんだけ甘味に命を注いでる白田マネージャーの行きつけの店なんだ、どんだけ美味しいんだろう」って期待を高めつつしばらく談笑してましたらね、えー、やっと店の人がお待ちかねの品を出してきたんですね。

そしたら、出てきたものを見た白田マネージャーの顔色がサッと変わったんです。明らかにおかしい、って顔をしてる。そんな顔見せられちゃ、あたしゃ自分の冷やしぜんざいどころじゃないですよ。スプーンを置いてあわてて白田マネージャーの前にある涼しげな透明な器を見たんですね。

そんで、あたし、ピーンと来ちゃったんです。

そこにあるのはただのフルーツあんみつだって。あの白くてちゅるんとした大事なものがないって。あのあんみつに実体とカロリーを与える高貴なあいつがいないんだって。

これはいけない、ここはあたしが店員に!と思って手を上げようとしたら、白田マネージャーはそれよりも先に「おーい」と手を上げて店員にこう言ったんです。

「ねえ、ちょっとちょっと!白玉ねえじゃん!」

これが後世に語り継がれる白田マネージャーの「白玉ねえじゃん」発言事件のあらましでございます。その後、彼は陰で「白田ま」と呼ばれるようになったそうでございます。彼、色白でちゅるんとした甘いマスクなので一気に浸透したとかしないとか。

おあとがよろしいようで。


「ラーメン荘」の次の店名を考える

京都を中心として5店舗くらいを展開している「ラーメン荘」というラーメン屋がある。

こちらは東京近郊で有名な「ラーメン二郎」の派生店で、私も京都に行った際に一度だけ食べたことがあるが、強烈な量と味が特徴である。それとともにこの店、各店舗の店名がなんともインパクトがある。

  • ラーメン荘 夢を語れ
  • ラーメン荘 地球規模で考えろ
  • ラーメン荘 歴史を刻め
  • ラーメン荘 おもしろい方へ
  • ラーメン荘 これが好きだから


大きな地図で見る
(この建物自体と隣の川藤幸三の店も猛烈に気になるが)店名としては実に珍しい命令口調。そして聞いた側は「そ・・・そうですか・・・」としか言えないポジティブな宣言。

振り切れてるなあ、すごいなあ、と思うとともに、自分の中に何か悔しさがふつふつと湧き上がってくる。
もこのくらいのインパクトのある店名を考えてみたい!

 

ということで考えてみました。どうぞ!

ラーメン荘 先人を敬え

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先人を敬え!

 

ラーメン荘 結婚式はゴンドラで入場しろ

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ゴンドラで入場しろ!

 

ラーメン荘 栗の警戒心を見習え

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栗は自分の身をまず渋皮で守る。さらにとても固い鬼皮で守る。それだけで安心するかと思いきや、トドメのように殺傷性の高いイガイガで全てを守る。圧倒的に警戒心が強い。それを見習え!

 

ラーメン荘 井森美幸のデビュー当時のダンスネタはもういい

「井森美幸のダンスはもういい」っていうネタももういい!

ラーメン荘 ミッフィーの口がどう開くのか考えたことはあるのか

そのネタももういい!

ラーメン荘 冨永愛が長渕剛の弟子になった経緯に詳しくなれ

詳しくなれ!「Ai 愛なんて大っ嫌い」を読め!

ラーメン荘 テストの日は友達に前日眠すぎて勉強全然やってない感を出しまくれ

それ、別にお前には何の得にもなってないぞ!

ラーメン荘 いつもお世話になっております。武田信玄です

自分で何が書きたいのか分からなくなってきたぞ!

ラーメン荘 ゴリラの身にもなってみろ

そうだそうだ!

ラーメン荘 うちの近所のバス停にも屋根を設置しろ!

そうだそうだ!

ラーメン荘 サメが出るビーチは避けろ!

そうだそうだ!

 

・・・・

 

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どう頑張っても「地球規模で考えろ」には勝てない。

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なお、冒頭でラーメン二郎の派生と書きましたが、こちらのお店は私の記憶が正しければ「ラーメン二郎」の旧支店であった「ラーメン二郎 赤羽店」もしくは「よしぐま」から「○二郎」になり現在は「富士丸」となった店の支店である西新井店出身の方だったと記憶しております。ラーメン二郎の中でも異質で最も味凶悪な部類に属します。ああ、すみません、本記事でここまでの情報はいらなかったと思います。

(2015年追記)
最近ではアメリカにも支店を出したんですねえ。夢ですねえ。


浅草付近を散歩しました

浅草付近を散歩しました。

浅草はその近辺含め、好きな町です。この町には何度も通って何度も記憶に残したつもりですが、毎度違う表情を見せてくれて大変頼もしく、何度も足が向きます。勝手なよそ者として土足で入り込んでも強い弾力で迎え撃ってくれるのです。

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一度この店にオーダーワイシャツとスラックスをお願いしたいと思っています。「スラシクス」であるのに「ワイシャシ」ではないことに注目するべきである。

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世界の、いや、太陽系の命運を握る。

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布団が建物からベロリとベロを出したところを集めています。これを見ると、中から外へ侵入しているな、と思います。「浸出」じゃないか、という指摘はさておき、布団の生(なま)が中から外に入っていく感じ。

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浅草寺の西北方面に韓国人街がある。狭い路地に足を踏み入れると顔に直に吹き付けられる焼き肉の排気に足を止められる。

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浅草の某所にこういうジオラマを置いてあるところがある。撮ってしまうのは正直悔しい。こういう高低差にワクワクするのは何の感情なんだろうか。

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見る

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飲む

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電話をする

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求める

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案内する

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逆さになった理由を考える。

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「浅草の皆さ~ん!」と呼ぶときっとこの中の全員が振り返ります。

 

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青が綺麗だ。汚い。

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皆様も浅草に足をお運びください。

 

 


サルになる

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看板の赤い字が消える。というのは真実だ。

それがグラデーションの赤だとどうだろう。それはグラデーションの薄い方から徐々に消えていくのだろう。
この写真の「靴」の字、下半分が色褪せてきている。

これから時間が過ぎるのを想像する。この看板の赤はきっと褪せていって今よりももう少し上を侵食する。
そうすれば、左側の「廿」状にになっている部分の下が消え、右と合わせて「サル」という文字が浮かび上がってくるはずだ。

それを見ることができたら、私は静かに心を動かされると思う。サルを修理する店の誕生まで、これからどれだけの月日が必要なのか分からないけど。