200円
2010.09.14 Tuesday 23:21
四万十川篤彦
爺さんワナワナと震える。どうするか悩んでる。迷いつつ炭酸の瓶を手に持つ。グラスの上で180度に反転させ、激しく炭酸をグラスに注ぐ。でも途中でやめる。
席を立つ。財布を出した。ゴソゴソして木のカウンターにバーン!と大きな音を立てて手を置くと、「バカヤロウ!最悪の店だ!」と叫んで店に入ってきた時の倍の速度で出て行った。
見ると、彼の席に200円置いてあった。
私はその後、その200円を回収するおばさんに4杯目のチューハイをつつがなく注文した。まだおでん皿にはゴボ天が1つ残っているから安心だ。
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