●さあ,帰ろう
一通り公園を見終えた私は帰路に着く.もうあたりは真っ暗だ.なんだかんだ言って真っ暗になるまで歩いたのだ.足がそろそろ疲れてきた.
と,突然,視界に白く光る細長い物体が.
あ,ニョロニョロ!
そう思ったら柵だった.
あー,いないいない.いないですよ.スニフすらいない.こうして私は現実から現実へ帰っていくんです.
公園出口にある売店で,サクマドロップスムーミン仕様を購入.
開けにくい缶を開けて出てきたのは緑色のメロン味.暗がりの中,口に放り込むと,嫌いなきゅうりの味がした.
●終わりに
帰りに,すぐ近くにある駿河台大学という,名前も聞いたことのない大学に立ち寄って,大学生のふりをしてみた.
なんか,近くでは,何かのサークルが会合をしている.主将らしき人が力強い口調で今日の大会の反省を口にする.負けたんだ.
それを見ながら,「ムーミン谷,ほんとに行ったよ」,なんて,ここを紹介してくれた友人にメールをすると,
「どう?童心に帰れた?」
って返ってきた.
なんか,口を濁した.
というわけで,これ読んでムーミン谷行ってみたいと思った方,行ってみたらどうでしょうか.一応フォロー.
終わり. |
ニョロニョロか!
寄り添うふたり
駿河台大学なる大学の裏山に輝く「駿」の文字.ここまでやると,途方もない冗談のような気がする.
プヒー |